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東寺宝物館「東寺の如来・祖師像」、泉屋博古館「仏教美術の名宝」、京都市歴史資料館「京都市の文化財」鑑賞記

9月22日、京都での用事の前後に展覧会鑑賞。

東寺宝物館
 東寺の如来・祖師像-悟りと祈りのかたち-
(9月20日~11月25日)

 寺蔵の如来像・祖師像を選んで展示。真言七祖像(国宝・唐時代・李真ら筆)のうち一行像(後期は不空像)が出陳。密教相承の歴史が凝縮する奇跡の巨幅を拝み見る。空海弟子を描いた和八祖像(南北朝時代)は真雅・源仁・観賢・淳祐を展示。十大弟子像とは異なるまとまりがあることを知る。ほか弘法大師像(談義本尊・重文・鎌倉時代)のほか、不空三蔵行状(南北朝時代)は類本中最古の写本。リーフレットあり(12ページ、無料)。

泉屋博古館
 特別展 仏教美術の名宝
(9月8日~10月14日)

 館蔵品を軸にアジアの仏教美術を概ね中国・朝鮮半島の金銅仏、日本の木彫仏、仏画から紹介。優れた作行を示す新出の朝鮮・三国時代の作例として注目される妙傳寺の菩薩半跏思惟像(伝如意輪観音像)は地元京都で初披露ということで、展示室前ロビーに伝来した八瀬の地域的な説明も含めて紹介。江戸時代初期の同寺創建以来、八瀬童子が400年守った半跏像、というフレーズはとても魅力的。ほか、大和2年(498)銘弥勒仏立像、大治5年(1130)銘阿弥陀如来坐像(伝河内国井深西恩寺伝来)、修理完成後初披露の毘沙門天立像(平安時代)、国宝・線刻仏諸尊鏡像(平安時代)など。図録あり(A5版・42ページ、600円)。

京都市歴史資料館
 企画展 京都市の文化財-新指定の文化財と明治の建物-
(前期9月21日~10月7日 後期10月10日~10月30日)

 近年京都市指定文化財に指定された優品を紹介。祇園祭の保昌山の胴懸下絵である円山応挙の巨霊人虎図(後期は張騫鳳凰図)の生き生きとした筆致に嘆息。安永2年(1773)ごろ作。綾傘鉾の巡柱で用いられた飛出と癋見は宝永5年(1708)銘あり。善峯寺の色絵牡丹唐草透彫七宝繋文六角壺は享保17年(1732)に霊元天皇妃敬法門院寄進。古清水の基準となる華麗な作品。ほか後期展示では、立本寺の文永10年(1273)覚円作金剛力士像面部残欠が出陳。明治時代の建造物の詳細な紹介もあり。リーフレットあり(8ページ、無料)。見学後、近くの革堂行願寺にも参拝。

奈良博「糸のみほとけ」(再訪)、高野山霊宝館「“もののふ”と高野山」鑑賞記

8月16日、休みを取って奈良で用事を済ませてから、時間があったので奈良博へ走る。
奈良国立博物館
修理完成記念特別展 糸のみほとけ-国宝 綴織當麻曼荼羅と繍仏-
(7月14日~8月26日)

 再訪。古代の大画面作品、中世の来迎図ワールドを見納め。勧修寺繍帳の立体絵画っぷり、中世の追善作例の表具裂をも刺繡する徹底した荘厳の姿勢に嘆息。布帛を加飾するための基本的な技法が、尊像表現に用いられるとにわかに「作善」の意味が立ち上がることが興味深い。本展をリスペクトして、直近の担当企画展「和歌山の文化財を守る」でも心窓常圓の繍仏を参考出陳することにする。図録あり(320ページ、2500円)。

8月18日 週休日ながら休んでる場合でないので昼過ぎまで仕事してから高野山へ。胡麻豆腐買ってから霊宝館へ。
高野山霊宝館
第39回大宝蔵展 高野山の名宝-“もののふ”と高野山-
(7月14日~10月8日)

 師檀契約を結ぶ高野山上の子院の伝来品を中心に、武士にまつわる資料を紹介。肖像では、豊臣秀吉像(金剛峯寺)、木食応其像(蓮華定院)、武田信玄像(成慶院)、長尾景虎(上杉謙信)像(清浄心院)、北条早雲像(高室院)、立花宗茂像(大円院)、浅井久政・長政・長政夫人像(持明院)、真田昌幸・信繁像(蓮華定院)など。ほか、等身大の束帯坐像(金剛峯寺)は、徳川家康像の可能性が高いもの。国宝・五大力菩薩像(有志八幡講)も公開中。図録なし。

東大寺本坊「東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達展」鑑賞記

8月6日、夏休みの子を連れて、東大寺大仏殿で慰霊と平和祈念ののち、鹿と世界の人々の間を縫いながら本坊へ。

東大寺本坊
 東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達展
(7月27日~8月7日)

 東京藝術大学文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室の院生が、研究のため模刻・修理した仏像を、研究内容の詳細パネルとともに紹介。模刻による原像製作者の追体験を通じて体験的に得られた技法、構造の工夫やノミさばきなどの特徴を、理論として叙述する大切な取り組み。東京芸大所蔵の日光菩薩坐像など、目を凝らしても本物かと見紛う出来映え。東大寺中性院の弥勒菩薩立像の構造模型、その複雑さが一目で分かり、有益。修理が行われた個人所蔵の鎌倉時代の阿弥陀如来立象も展示。このたび同研究室によって新造された磐梯山慧日寺の薬師如来坐像についても、仕上げ検討用の縮尺像とともにパネルでその製作過程を紹介。同研究室の毎年の活動を紹介した分厚い年報は、寄付金の納付により入手可能。

神奈川県立金沢文庫「安達一族と鎌倉幕府-」鑑賞記

神奈川県立金沢文庫
 特別展 安達一族と鎌倉幕府-御家人が語るもうひとつの鎌倉時代史-
  (7月20日~9月17日)

 鎌倉幕府の有力御家人安達氏に着目して、その信仰と政治動向などを展示する初の機会。安達氏の拠点鎌倉甘縄に設けられた真言寺院無量寿院を称名寺文書や考古資料から復元するとともに、諸社寺勧進状写により秋田城四天王寺の観音像の写しを安置したことが判明した甘縄観世音寺については、宮城県・天王寺の四天王寺式の如意輪観音・四天王像の紹介を通じてその信仰の場のイメージを立ち上げる。秋田介ゆえに秋田城の守護仏を模刻し信仰したというのは、武士の信仰のあり方を考える興味深い事例。ほか安達氏の尽力により作られた高野山町石、舎利を巡る修法、蒙古襲来、霜月騒動についても紹介。霜月騒動に関わる重要史料である本證寺所蔵の霜月騒動聞書(凝然筆梵網戒本疏日珠抄紙背)も展示。図録あり(1600円、112ページ)。新発見の平安時代初期彫像である勝林寺釈迦如来坐像も公開中。

琵琶湖文化館の受難は続く-滋賀県「新生美術館」計画の停滞-

2018年7月25日の滋賀県議会で三日月知事は進めてきた「新生美術館」整備の計画をいったん停止するとの方針を表明しました。
この美術館計画のそもそもの発端は、2008年3月末の滋賀県立琵琶湖文化館の休館問題でした。当ブログでも琵琶湖文化館にエールを送る立場から、その動勢を追いかけてきました。

 ①琵琶湖文化館、頑張って(2008年1月5日)
 ②琵琶湖文化館の展覧会企画力(2008年1月30日)
 ③琵琶湖文化館休館決定(2008年3月3日)
 ④「休憩」前の琵琶湖文化館(2008年3月10日)
 ⑤琵琶湖文化館さらに受難(2009年10月11日)
 ⑥琵琶湖文化館の今後(2010年1月20日)
 ⑦九州国立博物館「湖の国の名宝―最澄がつないだ近江と太宰府―」(2010年8月30日)
 ⑧これからの琵琶湖文化館(2011年2月11日)
 ⑨琵琶湖文化館の機能再生への道筋(2012年4月20日)

でも、最後に発言してから、もう6年たっているんですね。議会における議論、休館、廃止の動きの浮上を経て、滋賀県立近代美術館に新収蔵庫を建てるプランに落ち着き、嘉田前知事から「千年の仏教美術、百年の近現代美術、そして今生まれ出るアール・ブリュット。滋賀に自生した三つの花を、花束にして発信したい」との新生美術館建設の練られたコメントが出され、混乱の中から素晴らしい着地点が示されたと感心し、安心していました。
しかしその後、設計者(SANAA)が決まり、入札を行うも建築費高騰により不調。建設費を47億円に納めるための設計変更案とそれに対する議会の反発、さらなる変更案も不調と迷走し、今回、直前の知事選で再選を果たした知事から見直し案による整備については停止(「一たん立ち止まらせていただく」という表現)という政治判断がなされました。一方、近代美術館の施設の改修と琵琶湖文化館の機能継承が喫緊の課題であるとも述べ、収蔵庫の新築と老朽化した施設の改修により近代美術館としての再オープンを目指すという報道もあります。

現時点における最も根本的な問題は、琵琶湖文化館も近代美術館も休館状態であり、県民をはじめとする多くの利用者が、近江・滋賀のアイデンティティーを如実に示す作品や文化財の数々を鑑賞する機会を逸している(あるいは極めて限定的である)ということに尽きます。文化館にいたっては、休憩して起き上がれないまま、もう10年が経ちます。
ミュージアムは「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を育成する」(教育基本法1章1条)にあたり、「すべての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、自ら実際生活に即する文化的教養を高める」(社会教育法1章3条)ため、「国民の教育、学術及び文化の発展に寄与する」(博物館法1章1条)」機関です。例え計画の後退でも、まずは一日も早いミュージアムとしての機能を回復するという判断は、行政としての責任を果たすための施策として、十分に評価できるものと思います。

ミュージアムの宝は、多様で豊富な資料群(コレクション)と、施設固有の使命を果たすために自律的に活動する専門家(専門家集団)としての学芸員です。前者はミュージアムの原動力、後者はミュージアムの推進力です。こうした非常事態にこそ、学芸員の力を信じたい。学芸員がサポートしあい、「新生美術館」の優れた理念を高々と掲げ、地域や市民と密着した活動によりミュージアムの意味と価値を高め、多くの人にとって「私のためのミュージアム」と感じられる場(あるいはつながり)を構築していく中で、再び環境を整備する機運が醸成されるものと思います。

琵琶湖文化館休館問題は、まだ当分の間落着しません。ミュージアムは誰のためにあるのか、どのように維持されるべきなのか、さまざまな課題が提起されています。引き続き、注目していきたいと思います。

※当初タイトルの副題は「滋賀県「新生美術館」の計画凍結」としましたが、「凍結」は知事発言のニュアンスとは異なるようですので、「滋賀県「新生美術館」計画の停滞」に変更しました。

2018年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2018」

 毎年恒例の、帝塚山大学博物館経営論受講生による、携帯電話の思い出2018年度版です。
 受講生それぞれの携帯電話(iPhone、スマホ)についての思い出を、それぞれのケータイの画像とともに紹介します(画像をクリックすると拡大されます)。
 携帯電話それ自体は量販品であっても、使用する人の思い出が付随することで資料の歴史性が浮かび上がり、他に代わりのない資料の一品性(逸品性)に気づいてもらうという趣旨です。和歌山県立博物館では、マイミュージアムギャラリーとして行っている展示手法です。
 これまでに行った携帯電話のWEB上展覧会は次のとおり。大学生の携帯電話とそれにまつわる思い出の定点観測です。
 2017年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2017」
 2016年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2016」
 2015年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2015」
 2014年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2014」
 2013年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2013」
 2012年度「携帯電話の思い出-web上の展覧会-」
 2011年度「ケータイの思い出」
 2010年度「携帯電話にまつわる思い出」
WEB上展覧会 携帯電話の思い出2018
①去年の5月に購入し、約1年間ずっと肌身離さず持っています。旅行に行った際、車の中に置き忘れてとてもあせったのを覚えています。
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②このiPhoneとの思い出は、当時、このiPhoneよりも性能の高いiPhone7が発売され、注目を浴びていたが、自分が高校時代に使っていたiPhone5とサイズが一緒なiPhoneSEを選び購入しました。なによりも最近のiPhoneはサイズが大きく自分には扱いにくいもだったので、コンパクトなサイズのiPhoneを選びました、かなり長持ちしており、自分にとってこのiPhoneは高校時代から思い入れのあるiPhoneです。
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③このスマートフォンは高校2年生の時の誕生日に古かったガラケーからの買い換えで買いました。高校2年生から大学2回生の前期までずっと使ってきました。今では新しいスマートフォンに買い換え、音楽プレーヤーや目覚まし時計代わりになっていますが、高校時代にいろいろな写真をとってきたことは今でも思い出に残っています。
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④スマホアプリ「LINE」は、私にとって苦手な部類のアプリだ。連絡は電話でよかったし、メールが使えれば成り立つと思っていた。だが友達に「グループ」に入れたいのでアプリをインストールしてと頼まれてやむなく入れた。入れた途端にたたみこんでくるようにまた通知、一を一で返す今までと違い、一に対して百が来ると本当に手を焼いたものだ。
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⑤今自分が使っているスマートフォンは今年の5月に買い換えたばかりです。前の使っていたスマホはもう寿命が来ていたので買い換えました。写真やアプリなど大事にしていたデータがたくさんあったので、データの引き継ぎができてよかったです。
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⑥このiPhoneは、高校二年生の時に新しく変えた三代目のスマホです。買ったときに傷を一つもつけないようにしようと決めましたが、一週間後に友達に投げられました。その際、目立った傷はありませんでしたが、悲しい思い出があります。一年前にスマホを変えにいくために携帯ショップに行ったのですが、会社を変えただけで、スマホを変えることはなかったので、また当分このスマホと生活を共にすることになりそうです。
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⑦高校三年生の頃、初めてペット(うさぎ)を飼いました。小さい頃動物を飼えず、うさぎは母が飼っていたこともあり許してくれました。日がたつにつれて大きくなり、とても可愛いです。
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⑧私の思い出は、自分の好きなことをしていてそれをスマホで撮影し、SNS、Youtubeなどにあげていますので、たくさんの人からのコメントを頂いて、人との繋がりができるようなことが想像つきませんでしたが、スマホとの出会いがあるのがとても良いと思った。
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⑨このiPhoneを買って1ヶ月ぐらいが経った頃。私は人生で初めて画面を割りました。画面のガラスがバリバリに割れて、正直終わったと思いました。でもその日は、私の人生の中で間違いなく一番幸せな日になったのです。その日は私が一番大好きなアーティストのコンサートに行った日で、初めて大好きな人からファンサービスをもらいました。今までの人生の中で感じたことのないようなぐらいの大きな喜びを感じました。それから私は今日まで、何度もiPhoneを落として割ってきました。そのたびにあの日のことを思い出します。1日で最悪な事と人生最大の幸せがあったあの日の事を。
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⑩今、私が持っているスマートフォンはアンドロイドで、3代目になります。1.2.3代目までアンドロイドを使用しています。今の携帯はエクスペリアでこの機種を選んだ理由は、写真の画質が良く綺麗だから。今の携帯のアルバムには、1.2代目に撮った写真も入っており、たくさんの思い出があります。私は旅行にもよく行くのでその時の写真もあります。エクスペリアのモデルは長く使っているので、昔使っていたモデルも思い出すこともあります。
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⑪私のスマホの思い出は、昔と違ってスマホは何でもできるので、持ち歩いていないとだめな存在となっています。
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⑫このケータイは最近買ったものです。今まで小さな画面だったのを、今回、大きな画面へと変えました。はじめは慣れませんでしたが、今ではすっかり使いこなしています。この画面の保護フィルムにはガラスのシートが貼られているのですが、最近、落としてもいないのにひびが入ってしまったことが不思議です。フィルムを買いかえたいのですが、金欠のため迷っています。
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⑬高校卒業、大学入学記念にiPhoneにしました。写真機能が良く、写真を撮るのが楽しくなりました。友達と撮ったり、景色を撮ったり、たくさんの思い出があります。
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⑭このスマホは、おととし5月に買ってもらったものです。私は、このスマホを買ってもらう際、親といくつかの約束をしました。それは、一番の用途は大学の授業での出席登録なので、ゲームをしたい場合は極力パソコンを使う、などです。そのため、このスマホには必要最低限のデータしか入っていませんし、私は家ではほとんどこのスマホを使いません。
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⑮このスマートフォンの1代前のものは、落としすぎてバッテリーが露出してしまっている状態でした。「もう落としたら使えなくなる」そう思っていたら、東生駒駅で落としてしまい画面にヒビが入りました。液晶が反応しなくなりました。「もっと大切に扱わないと…」そう誓って買い換えたのが今のスマートフォンです。このスマートフォンは私の強い気持ちがこもったスマートフォンです。
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⑯自分の今のスマホは一昨年原因不明の故障により機種変更をしたばかりです。変更する前のスマホは何度か調子が悪くなったりして、とうとう1月に本体を換える事になりました。ケースは成人の誕生日に母がプレゼントしてくれた物です。前から目をつけていたものであったので、とても嬉しく思った事を覚えています。
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⑰今使っているスマホは、2015年10月、私は始めて来日する時購入したものだ。その時からおよそ3年間、ずっとこのスマホを使用している。私と日本の初のつながりであったものだ。
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⑱前のスマホの寿命が過ぎており、且つ引っ越しをするにあたり家族全員一気に買い換えようとなり、父に買ってもらった。データ移行も全部やっておきましたと店の方に言われ、使うのを楽しみにしながら家に戻って確認すると、電話帳はカラ。音楽も消え去っており、全部やってくれてなかったという悲しき思い出がある(あとで父にやり方を教えてもらい取り戻しました)。
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⑲高三の頃、Androidから念願のiPhoneに買い換えました、当時は新しい型だったiPhone6も最近では次々と新しい型が登場してきているためか、ケースやフィルムの品数が店によっては少なくなってきているようです。時代の流れを感じますね。今年の春、バッテリーを交換しに携帯会社へ行ったところ、劣化が激しいのでバッテリーだけでなく本体ごとの交換を勧められ本体ごと取り替えることに…。ところが、その1か月以内に駅のホームで落としてしまい画面がバキバキに。県外まで修理してもらいに行きました。
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⑳大学1回生の頃にiPhone5から、iPhone6Sに買い替えました。私は、買い替えるときに、どうしても“画面がさらさらになる保護シート”にしたかったので、携帯ショップの店員さんに「シートはどうしますか?」と聞かれた際、食い気味で「さらさらするシートがいいです」と答えました。気泡が入ったり、キズがついたりして、さらさらの質感が薄れてきましたが、逆にそれが気に入ってます。
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㉑私は、今年の1月にiPhoneSEを購入しました。購入した後に、初期設定し、パスコードを設定しました。ところが画面を消して、パスコードの入力画面が出てきたので、パスコードを入力しましたが、パスコードが違うとでてきたのです。設定するときに、自分が思っていた数字と違う数字を入力してしまいました。Touch IDはまだ設定していなかったので、開く方法がなく、急いでアップルサポートセンターに電話し、初期化しました。まだ、LINEなどを移していなかったことが幸いでした。私は、この教訓からTouch IDを先に設定しようと思いました。
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奈良国立博物館「糸のみほとけ-国宝 綴織當麻曼荼羅と繍仏-」鑑賞記

7月15日
奈良国立博物館
修理完成記念特別展 糸のみほとけ-国宝 綴織當麻曼荼羅と繍仏-
(7月14日~8月26日)

  綴織當麻曼荼羅修理完成を記念して、刺繍と織物によって表された仏を集め、繍仏・織成像の系譜をたどる。古代の国家寺院における大幅本尊像としての機能と、中世の阿弥陀信仰に基づいた死者追善のための小幅供養像という機能の断絶と転換を、作品によって明快に伝える。近世もフォローし、大人数の結縁による作例や大幅の復活など、再び大きな転換があったことをほのめかす。なにより貴重なのは、天寿国繍帳(中宮寺)・綴織當麻曼荼羅(當麻寺)・刺繍釈迦如来説法図(奈良博)・刺繍霊鷲山釈迦如来説法図(大英博物館)と、現存する7-8世紀東アジア製大画面繍仏・織成像が集まった奇跡の空間で、ケースの関係で導線も変更。織成像という用語が強調されたことも重要。今後、近世以降の織物仏画(かなり多い)を表現する際は織成像を使うことにする。昭和38年の奈良博・繍仏展以来55年ぶりのテーマで、次は半世紀先かも。必見。図録あり(320ページ、2500円)。

東京国立博物館「平成29年度 新収品」、びわ湖長浜KANNON HOUSE「横山神社馬頭観音立像」鑑賞記

6月21日、会議の前に上野へGO!

東京国立博物館
 特集 平成29年度 新収品
(6月19日~7月29日)

 東博の新収蔵資料のお披露目。身の毛もよだつ恐ろしい表情を見せる梅若家伝来の山姥(伝赤鶴作)は、定形化する以前の中世仮面らしい個性的な魅力と、それでいてゆがみなく左右対称に整った造形が狂気をより強調する。怪異表現の一つの到達点。仮面の年代比定は本当に難しいが、南北朝時代(14世紀)とされる(観阿弥の時代)。後に定形化する能面では洗練度を高めて抑制される自然で奔放で生き生きとした感情表現こそ、中世猿楽面の魅力。

びわ湖長浜KANNON HOUSE
 高月町横山 横山神社 馬頭観音立像
(3月20日~6月24日)

会期終了間際、ひと目だけでもとばたばたと飛び込み鑑賞。平安末~鎌倉初期造像の横山神社本地仏像。「再び会いたい観音さまリクエスト投票」で選出との由。自らが念じる観音さんにリクエストを送ると応現するというのは、観音信仰のメタファーでもある。長浜と東京をつなぐ細やかな仕掛けは、地域を特色づける宗教文化(観音信仰)自体の紹介という施設自体の目的を体現するもの。歴史や文化、信仰の尊厳を損なわずに「展示」するこうした練られた手法は、「消費」でない文化財活用のお手本ともいうべき理想的なあり方の一つ。

國學院大學博物館「狂言-山本東次郎家の面-」、半蔵門ミュージアム鑑賞記

6月20日、会議ついでにいくつか展示鑑賞。
國學院大學博物館
 特別展 狂言-山本東次郎家の面-
(5月26日~7月8日)

 大蔵流山本東次郎家伝来の狂言面の中から優品を選んで展示。冒頭、中世の黒色尉が5面、ずらりと並び、中でも鎌倉時代とされる一面は実年代不明も、大ぶりで確かに古様(この面のみ面裏鑑賞可)。翁(白色尉)、父尉、延命冠者も伝来するのを知る。鬼、神鳴、青武悪など珍しいもの多く、良質な家元伝来仮面を堪能。図録あり(44ページ、1000円)。

半蔵門ミュージアム
 特集展示 神護寺経と密教の美術
(4月19日~7月29日)

 真如苑所蔵仏教美術公開施設、初鑑賞。運慶作の可能性が極めて高い大日如来坐像を常設展示。しばし像のまわりをぐるぐると行道しながら鑑賞。運慶作例と納入品について紹介するパネル展示もあり(別階)。特集展示では神護寺経2巻と経帙、画中に永享10年(1438)銘のある不動明王像、性霊集巻六の建久7年(1196)書写本、昌泰3年(900)の当時解由状(益信と聖宝の自署あり)など。

高野山霊宝館「室町時代の高野山」鑑賞記

6月18日、講義のため奈良に向かう途中に地震。休講となって和歌山に引き返す。途中高野山に立ち寄って、霊宝館の企画展をようやく鑑賞。

高野山霊宝館
企画展 室町時代の高野山
(4月14日~7月8日)
 室町時代(南北朝・室町・戦国時代)の高野山における信仰の所産を、絵画や古文書、工芸品を中心に紹介。南北両朝との距離を保った一山の体制を誓った貞和4年(1348)金剛峯寺衆徒契状写、文和3年(1354)宥快が入手した梵本大般涅槃経断簡(空海筆として伝授)、天野社一切経会で用いられた舞楽装束類、続宝簡集により大永3年(1523)根来寺僧頼秀寄進が分かる筒型厨子入愛染明王像(五指量愛染)、奥之院納置の高麗版一切経など。紫雲殿の特集展示「仏涅槃図と仏さま」では、愛知県立芸術大学によって模写された国宝仏涅槃図のお披露目。ほか、嘉靖14年(1535)画員吉宋・霊云・宝□・道峯の手になる、本紙縦約4mの李氏朝鮮時代の釈迦八相図は、元和7年(1621)僧円秀寄進になるもの。円通寺地蔵菩薩曼荼羅図も李氏朝鮮時代の作例。図録なし。

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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