FC2ブログ

Latest Entries

龍谷ミュージアム「日本の素朴絵」、大津市歴史博物館「大津南部の仏像」、滋賀県立安土城考古博物館「『動物美術館』開演!」鑑賞記

10月19日
龍谷ミュージアム
 日本の素朴絵-ゆるい、かわいい、楽しい美術-
(9月21日~11月17日)

 前近代における、ゆるくおおらかな絵画の系譜を「素朴絵」と定義づけて作品を集める。この種のテーマといえばこれ!の日本民藝館のつきしま絵巻や、サントリー美術館の鼠草子絵巻、西尾市岩瀬文庫のかみ代物語絵巻など御伽草子を骨格として、白隠・仙厓の禅画のほか、円空・木喰の行者系彫像や素人手の神像、石工・陶工による狛犬まで目配りして資料選択。「素朴」という表象で括った上で、それらが現れる背景の多様性にも目配りする。意図的でない「素朴」は始原に接続する。図録あり(216ページ、2000円)。

大津市歴史博物館
 企画展 大津南部の仏像-旧栗太郡の神仏-
(10月12日~11月24日)

 大津市南部、栗太郡・滋賀郡内の9地区別に、継承された宗教美術を紹介。承暦4年(1080)銘を有する若王寺大日如来坐像や同寺如来立像(重文)、須賀神社薬師如来坐像(県指定)、安楽寺薬師如来坐像(重文)など仏像だけでなく、建部神社の神像群(重文)や近津尾神社、毛知比神社などの神像も紹介。不動寺不動明王像、雲住寺不動明王二童子像、荒戸神社仏涅槃図など中世の仏画が、朽損甚大ながらも継承されているのも地域性。制作時期の判断が難しい立木観音安養寺の大日如来坐像の立体表現や細部形式を興味深く鑑賞。図録あり(112ページ、1400円)。

滋賀県立安土城考古博物館
 特別展 『動物美術館』開演! 
(10月12日~11月24日)

 動物をモチーフとした宗教美術に着目し、埴輪・絵馬・禽獣座から午頭天王、涅槃図などなど広く目配りしながら、狛犬に特に着目して資料を集約。展示室に入ると、うわっと思わず声が漏れてしまうほどの狛犬大集合で隙間なし。木造狛犬は県下から集め、天皇神社像(平安)、石山寺像(平安)、大宝神社像(鎌倉)、小山田元宮保存会像(南北朝)、日吉大社像(江戸)、竹田神社像(江戸)、石造では京都・高森神社像(南北朝)、和歌山・薬徳寺像(長禄3年[1459])のほか、小谷神社像(室町)など県下の笏谷石製狛犬を集約、陶製狛犬は京都・高倉神社像(桃山)や愛知県・伊勝八幡宮像(室町)、愛知県陶磁資料館のコレクションを展示。琵琶湖文化館のコレクションからは円山応挙の狗子像、森狙仙の猿猴図もチョイス。図録あり(130ページ、1500円)。出陳品以外の滋賀県下の狛犬も多数掲載され、特論「近江の狛犬たち」(執筆山下立)は滋賀県の狛犬研究の研究史と到達点を提示。

金沢文庫「聖徳太子信仰」、東博・泉屋博古館分館「文化財よ、永遠に」、長浜KANNON HOUSE、大倉集古館「桃源郷展」鑑賞記

10月2日
神奈川県立金沢文庫
特別展 聖徳太子信仰-鎌倉仏教の基層と尾道浄土寺の名宝-
(9月21日~11月17日)

 中世の真言律宗周辺の聖徳太子信仰に基づく美術資料を集約。茨城県から善重寺聖徳太子立像(重文・摂政像)、妙安寺の聖徳太子立像(孝養像)と聖徳太子絵伝(重文)、上宮寺聖徳太子絵伝(重文)、小松寺如意輪観音坐像、千葉県・円勝寺聖徳太子立像(二歳像)と関東地方における太子信仰の優品を揃える。また広島県・浄土寺からは聖徳太子立像3軀(摂政像・孝養像・二歳像〔重文〕)、釈迦涅槃図(文永11年〔1274〕、重文)、弘法大師絵伝(県指定)、定証起請文(嘉元4年〔1306〕、重文)などなど、多数出陳されて有益な機会。幸俊作の暦応2年(1339)聖徳太子立像の体型と衣紋処理をじっくり。図録(112ページ、1800円)は鋭意製作中で、校正刷り見本による予約販売中(現在館内でのみ受付)。

東京国立博物館
 住友財団修復助成30年記念 文化財よ、永遠に
(10月1日~12月1日)

 住友財団による文化財修復への助成事業30周年を記念し、その成果を4会場(泉屋博古館・同分館・九博・東博)で紹介。東博会場では、東日本大震災において被災した福島県の杉阿弥陀堂阿弥陀如来坐像、楞厳寺釈迦如来坐像および迦葉阿難立像、龍門寺虚空蔵菩薩坐像のほか、埼玉県・保寧寺の宗慶作阿弥陀三尊像、福井県高成寺の千手観音立像、滋賀県・金剛輪寺十二神将立像、三重県・一色町能楽保存会の能面、和歌山県・熊野那智大社の下御門仏師作の神像、高知県・北寺の仏像群など、全国(九州・京都府以外)のバラエティに富んだ彫刻資料を集約。文亀元年(1501)高野山龍光院より伝来したと伝わる長野・不動寺の不動明王立像、2015年の長野県信濃美術館「“いのり”のかたち」以来のうれしい再会で、風貌の新様と体型の旧様を眺めつつ平安時代末の転換期の作例と想像。もっと調べてみよう。図録あり(112ページ、1100円)。

びわ湖長浜KANNON HOUSE
 余呉町上丹生 源昌寺 聖観音坐像
(8月27日~10月27日)

 小さいながらも平安時代後期風が顕著な源昌寺の観音像を紹介。実際の制作時期は、建保3年(1215)作の同寺本尊薬師如来坐像、翌年造像の洞寿院観音菩薩立像と表現が近く、鎌倉時代に入るとの評価。「仏の本様」たる定朝様の惰性が地域の仏師の中でとても強く残り続ける事例。彫刻史のムズカシイところをさらりと示す貴重な機会。東博にお出かけの皆様、例え5分でも隙間があれば、ぜひ観音ハウスにお立ち寄りを。解説カード(無料)あり。

泉屋博古館分館
住友財団修復助成30年記念 文化財よ、永遠に
(9月10日~10月27日)

 住友財団による文化財修復への助成事業30周年記念展。泉屋博古館分館会場では、称名寺の十二神将像、大倉集古館の十六羅漢像、永青文庫の長谷雄草紙、慈光寺の法華経一品経、泉屋博古館の水月観音像、練馬区立美術館池大雅筆比叡山真景図、アルカンシェール美術財団円山応挙筆淀川両岸図巻、増上寺狩野一信筆五百羅漢像などなど、修理助成した関東地方の所蔵者を中心に絵画資料に特化して集約。永青文庫・伝雪舟筆富士三保清見図の落款と印がはめ込みとの指摘。へえー。図録あり(192ページ、1200円)。後は九博会場だけ。

大倉集古館
 リニューアル記念特別展 桃源郷展-蕪村・呉春が夢みたもの-
(9月12日~11月17日)

 5年半の工事を終えてリニューアルなった同館の再オープンにあたり、吉祥図像の桃を取り上げる。新収蔵資料の呉春筆武陵桃源図屏風をメインテーマとして、その師与謝蕪村の武陵桃源図(個人蔵)と比較しながら、画中に亡き師を投影した呉春の画風変遷の画期を示す資料と位置づける。新たな作品解釈に果敢に踏み込む一方で、桃や桃源郷をモチーフとした中国絵画(林原美術館武陵桃源図巻ほか)から、日本における桃源郷イメージの受容と展開を示す作例(三井記念美術館中村来章筆武陵桃源図ほか)まで目配りして堅実。図録あり(112ページ、2200円)。1階では名品展。古今和歌序(国宝)、普賢菩薩騎象像(国宝)、石清水八幡曼荼羅(重文)、一字金輪像(重文)などなど。ミュージアムショップは地下1階に移動。

泉屋博古館「文化財よ、永遠に」、京都市歴史資料館「京都市指定の文化財」、京都国立博物館「美を守り、美を伝える」鑑賞記

9月12日、京都での仕事の合間に時間を作って見るべき展示を見て回る。

泉屋博古館
 住友財団修復助成30年記念 文化財よ、永遠に
(9月6日~10月14日)

 住友財団による文化財修復への助成事業30周年の節目に際して、住友コレクションの展示施設である泉屋博古館を中核に全国4会場(泉屋博古館・同分館・九州国立博物館・東京国立博物館)で開催する文化財修理と保存の啓発展示。泉屋博古館会場では京都府下の修理助成作例を中心に集める。彫刻では平安末奈良仏師作例の浄瑠璃寺大日如来坐像、正和4年(1315)の躍動的な動きを見せる院派作例の大興寺十二神将立像(巳・午)、絵画では神護寺の山水屏風、栗棘庵の八幡若宮神像、聖護院熊野宮曼荼羅、ほか冷泉家時雨亭文庫の明月記など。図録あり(164ページ、1200円)。図録は4会場それぞれで発行するが、総論・概説・座談会は全て共通で、出品資料の解説付きのカラー図版部分(及び表紙)が異なる。オープン前の東博分以外は同時販売(分館分192ページ、1200円、九博分132ページ・1080円)。

京都市歴史資料館
 企画展 ICOM京都大会開催記念 京都市指定の文化財
(8月30日~10月20日)

 ICOM京都大会にあわせて、市指定の優品を集めて展示する貴重な機会。勝光寺聖観音立像は9世紀の作例で、真如寺伝来。真如寺は貞観4年(862)創建と伝承。鳥羽地蔵浄禅寺の十一面観音立像は等身に近い10世紀作例。赤間薬師堂の薬師如来坐像と慈眼堂(中院町文化財保存会)の千手観音立像は、修理の際の情報も紹介。ほか八幡宮社の室町時代懸仏や鎌倉時代鏡像、十念寺の曾我蕭白筆雲龍図(安永7年〔1778〕)など。図版・解説付きのリーフレットあり(A4・8ページ、無料)。

京都国立博物館
 ICOM京都大会開催記念 特別企画 京博寄託の名宝-美を守り、美を伝える-
(8月14日~9月16日)

 ICOM京都大会開催を記念して、京博寄託品から選りすぐって、日本美術史叙述の上で骨格をなす重要資料の数々を全館で展示。優品優品また優品で出陳品列記にきりがないけれど、仁和寺孔雀明王像、清浄華院阿弥陀三尊像の宋仏画並びや、仁和寺宝相華迦陵頻伽蒔絵𡑮冊子箱、宝相華蒔絵宝珠箱、延暦寺宝相華蒔絵経箱の平安蒔絵並び、正伝寺兀庵普寧(or東巌慧安)所用品と天授庵無関普門所用品の宋元袈裟並びなど、「美」にのみ収斂されない信仰の証の伝領の歴史にも思いをいたす。本展出陳資料とも重なりつつ、今回の機会に京博寄託品を選んで編集した同名の図録(248ページ、1800円)あり

高野山西南院「第一回西南院寺宝展」鑑賞記

9月8日、休日ながら半日職場に出て図録原稿書いてから(本当にヤバイ)、飛び出して高野登山。
高野山別格本山西南院
 第1回 西南院寺宝展
(9月5日~9月8日)

 近年整理作業が進められている西南院聖教調査の成果をもとに、平安時代から室町時代までの聖教類を特別公開。平安時代後期のオコト点(宝幢点)が付された蘇悉地羯羅経巻上、安元2年(1176)明空書写、高野山印接院の朱方印を有する略釈毘盧遮那経中義、奥書に「紀州名手荘江河村千手寺常住」とある永禄7年(1564)の神名帳、元中3年(1386)書写と推定される荒神祭文は南都伝来の可能性。ほか天正8年(1580)、春日社の神官が書写した神祇陰陽鈔など神道書もピックアップ。
 従来の西南院聖教に関する研究の蓄積を踏まえつつ、新資料も多数公開され、それらを共有化する貴重な機会。調査を担当されている高野山大学坂口太郎講師による解説集(16ページ・100円)あり。ぜひ第10回まで継続して、高野山の新たな歴史を紐解いて欲しい。

高野山霊宝館「高野山の名宝-きらめく漆工の美-」鑑賞記

8月24日、高野山大学で高野山学の講座を一席担当してから、霊宝館立ち寄り。

高野山霊宝館
 第40回大宝蔵展 高野山の名宝-きらめく漆工の美-
(7月20日~10月6日)

 恒例大宝蔵展は、高野山伝来の平安時代~近代までの漆工資料をお蔵出し。澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃(平安時代・国宝)や、灌頂道具を収めた花鳥漆絵竹編箪笥(竜光院・明~清・重文)などのほか、宝簡集巻三四・後白河院御手印起請文(国宝)とそれを収めてきた梨地蝶菊文蒔絵文箱、紺紙金銀字一切経(国宝)とそれを収めてきた経箱(国宝附)、大正天皇下賜の螺鈿秋草蒔絵文箱などの多彩な奉納品を紹介。
 紫雲殿の小特集「天野社と丹生高野明神」では鎌倉時代の丹生・高野明神像(重文)など展示。隅廊で開催中の「新発見!圓通寺 八万四千塔」は近時発見された木製小塔を速報展示。天保7年(1836)に円通寺の龍海が発願・供養。
 近年の霊宝館の活発な展示活動は、毎回新たな高野山史を紐解き掘り起こす作業であり、新鮮な驚きに満ちている。

九州国立博物館「室町将軍」、熊本県立美術館「菊池一族の戦いと信仰」鑑賞記

8月21日、無理やり隙間をこじ開けて1日休みを取り、どうしても見逃してはならない展覧会を見に九州へ飛ぶ。

九州国立博物館
 室町将軍-戦乱と美の足利十五代-
(7月13日~9月1日)

 室町時代の文化史を、歴代将軍の動向を軸にしつつ重要資料を集めて俯瞰する。九博での開催は、足利尊氏の筑紫落ちからの快進撃ののち室町幕府が開かれたことに基づくもよう。前田育徳会宝積経要品など尊氏自筆資料、久遠寺夏景山水図など東山御物の数々、禅林寺融通念仏縁起絵巻など将軍家が製作に関与した絵巻、黒川能の絢爛豪華な装束など猿楽の資料(輸入唐物の観点も)、そして等持院の歴代将軍肖像などなど。
 等持院足利将軍坐像13軀がずらり円形に並ぶ最後の部屋は、迫力ある展示空間が構築された優れたデザインであるが、この部屋のみ撮影可とし、またフロアー中央に撮影ポジションを限定して観覧者動線との衝突を防ぐ手法はよく練られたもの。
 本展に彫刻資料が少ないのは、足利将軍坐像でさえも評価が定まっていないように、これまでの室町時代彫刻史研究の停滞によるものに違いない(自戒)。室町時代政治史・文化史の中における仏像(神像)研究の必要性を痛感。図録あり(304ページ、2650円)。

熊本県立美術館
 日本遺産認定記念 菊池川二千年の歴史 菊池一族の戦いと信仰
(7月19日~9月1日)

 熊本県・菊池川流域の文化遺産を核とした「米作り、二千年にわたる大地の記憶」の日本遺産認定を記念して、流域の武士の消息を伝える資料群、そして信仰に関わる文化財を集めて展観する。菊池一族の精神的支柱であった大智禅師の肖像彫刻(広福寺蔵)、その大智に継承された道元所持の二十五条袈裟(広福寺蔵)、時宗の祖師像である僧形倚像(願行寺蔵)、平安時代前期の地蔵菩薩立像(康平寺)、鞠智城跡出土の金銅菩薩立像など、仏像も多数出陳。神像では玉名大神宮の男神坐像(平安時代)と菊池神社の僧形神坐像(応永10年[1403])に注目。前者は菊池則隆像、後者は菊池武士像という伝承を付随している由。神仏分離時の対応措置かと想像するが、要検証。図録あり(227ページ、2300円)。

MIHO MUSEUM「紫香楽宮と甲賀の神仏」鑑賞記

8月16日
MIHO MUSEUM
 紫香楽宮と甲賀の神仏-紫香楽宮・甲賀寺と甲賀の造形-
(7月27日~9月1日)

 紫香楽宮・甲賀寺の歴史(及び発掘調査の足跡)を紹介するとともに、甲賀地方の特色ある仏像・神像をかつての宮都の文化的遺芳として集める。
 甲賀寺跡出土の瓦、宮町遺跡出土の柱根、北黄瀬遺跡出土の大きな井戸枠、鍛冶屋遺跡出土の梵鐘内型等々、主要出土遺物が結集。甲賀市常明寺の大般若経、布施美術館の光明皇后五月一日願経などの奈良朝写経も充実。仏像・神像では、奈良時代の小金銅仏である極楽寺の観音菩薩立像、阿弥陀寺の薬師如来立像は量感ある充実した体躯の10世紀彫像、矢川神社の威相を示す10世紀の男神坐像、櫟野寺からは10世紀の観音像のほか、10~11世紀の拱手する僧形坐像と、甲賀市内の重要作例を集約する。
 信楽に所在する同館が、信楽と甲賀郡の歴史的・文化的重要性を伝える展覧会を開催するのは、博物館の公共性という観点からも意義深いもの。図録あり(212ページ、2600円)。鑑賞後、紫香楽宮遺跡(甲賀寺跡)に足を伸ばして散策。小丘陵上の伽藍には大仏作るスペースはないなあ。

2019年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2019」

 帝塚山大学博物館経営論受講生による、携帯電話の思い出2019年度版です。
 受講生それぞれの携帯電話(iPhone、スマホ)についての思い出を、それぞれのケータイの画像とともに紹介します(画像をクリックすると拡大されます)。
 携帯電話それ自体は量販品であっても、使用する人の思い出が付随することで固有の歴史性が浮かび上がり、他に代わりのない資料の一品性(逸品性)に気づいてもらうという趣旨です。和歌山県立博物館では、マイミュージアムギャラリーとして行っている展示手法です。
 これまでに行った携帯電話のWEB上展覧会は次のとおり。大学生の携帯電話とそれにまつわる思い出の定点観測です。
 2018年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2018」
 2017年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2017」
 2016年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2016」
 2015年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2015」
 2014年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2014」
 2013年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2013」
 2012年度「携帯電話の思い出-web上の展覧会-」
 2011年度「ケータイの思い出」
 2010年度「携帯電話にまつわる思い出」
WEB上展覧会 携帯電話の思い出2019
学生1
・iPhon 7。初めて持った携帯であり、初めて自分で契約し、買ったもの。
2019t1

学生2
・今まで携帯を落として画面を割ったことがなかったけど、初めて画面を割ってしまってショックだった。
・私が携帯を変えるとき、友達が携帯ショップに就職し、初めての仕事で、契約をその友達が初担当してくれたこと。
2019t2

学生3 (web掲載は辞退)

学生4
・もともとiPhon5sを使っていたのを、初めて買いかえたiPhone XSです。毎朝アラームを鳴らしているのですが、止めようとしてうっかりスクリーンショットのボタンを押してしまい、たびたびカメラロールにアラームの画面が追加されてしまいます。
2019t4

学生5
・2019年1月から使用しているSONY製のスマートフォン。旅行が好きで愛知県や京都府、兵庫県などに行った時のもの、祭事を観に行ったときなど、いろんな風景写真を撮ってまわった思い出がある。
2019t5

学生6
・前回はAndroidを使っていたが、使い勝手があまりよくなく快適ではなかったので、今回からiPhoneを使い始めたところ、色々な便利な機能が増えて今では大満足です。なによりデータの処理が重くなく、ストレスフリーです。
2019t6

学生7
・iPhone XS。3台目の携帯です。カメラが綺麗で、旅行での風景や、自分のバイクの写真を撮っています。
2019t7

学生8
・友達と居酒屋で飲んで帰った時に、気がついたらスマホが無くなっており、翌日電車の方に電話しても届いていませんでした。その日の夕方、いつも使う駅のトイレの棚に置いてありました。それから忘れないようにしっかり持つようにしました。
2019t8

学生9
・私のスマホの思い出は、この画面のキズである。このキズは奈良でカフェ巡りをした時にできたキズである。このキズができた当時の私は、あわてふためくことなく落ち着いて、「しょうがないな。」と思うだけでした。それは、キズができるのは2回目のことで、そんなに気にすることもなかったのです。ちなみにケースはUSJで買った黄色のミニオンのケース。ケースは誕生日に買った。2年以上使ってる。
2019t9

学生10
・最近アップデートの影響か、音量の調節の仕方が面倒になって難儀している。
2019t10

学生11 (WEB掲載は辞退)

学生12
・小学3年生から中学2年生までの長きに渡って愛用してきたガラケー達と別れを告げるきっかけとなったものがこのスマートフォン。ツイッターやその他のサービスが3月頃に終了する。そんな噂を聞きつけた私はなくなく親に買いかえを相談した。願いはあっさりと受け入れられ、私の右手からガラケーは姿を消した。そんなちょっと甘酸っぱい思い出がつまっているのがこのスマートフォンである。
2019t12

学生13
・スマートフォンは、写真撮影、動画視聴のほか、あらゆる情報や大学からのお知らせを配信してくれる。また桜や花火を撮影したこと、従業の時の撮影も自身にとって役立ってくれている。
2019t13

奈良国立博物館「いのりの世界のどうぶつえん」「法徳寺の仏像」鑑賞記

7月21日
奈良国立博物館
 わくわくびじゅつギャラリー いのりの世界のどうぶつえん
(7月13日~9月8日)

 夏休み期間にあわせ、館蔵品・寄託品を活用して宗教美術における動物表象にクローズアップし、職員作画のイラストで雰囲気を和らげつつ、親しみやすい展示作りに努める。普賢十羅刹女像(前期)、普賢菩薩像(後期)、一字金輪曼荼羅(前期)、孔雀明王像(法隆寺・後期)、星曼荼羅(前期眞輪院本、後期法隆寺本)、鳥獣戯画残欠(藤田美術館、前期)、辟邪絵(前期)、地獄草紙(後期)等々、絵画資料の優品・佳品の贅沢なお蔵出し展の様相。彫刻では海住山寺の普賢菩薩騎象像のうち象は大倉集古館の像を彷彿とさせるもの(ただし後補もあり)。ほか鳳凰文塼(南法華寺)、法華経妙音菩薩品(施福寺)など。図録あり(154ページ、1000円)

 特別陳列 法徳寺の仏像-近代を旅した仏たち-
(7月13日~9月8日)

 近年個人から奈良町の法徳寺に寄進された仏像のうち27体を紹介。鎌倉時代の文殊菩薩坐像(五髻文殊)、飛鳥時代の銅製観音菩薩立像(橋本関雪旧蔵)、平安時代中期の如来坐像、興福寺千体仏20軀、平安時代後期の地蔵菩薩立像(興福寺旧蔵)など、近代期に寺院より流出し巷間に伝えられた未紹介の彫像を、速報的に展示する意欲的な内容。興福寺千体仏については、春の藤田美術館展出陳の20軀(50軀のうち)に引き続いての大量出陳で、一気にアカデミックの対象としての水準に引き上げた(平安後期南都における造像功徳による作善の事例)。図録あり(42ページ、1000円)。

博物館における写真撮影と静寂環境維持についてのアンケート結果(帝塚山大「博物館経営論」受講生)

博物館における写真撮影の問題、そして静寂環境の維持という問題について、帝塚山大学博物館経営論受講生にアンケートをとってみました。

質問は次の2つ。
①展示室内の写真撮影について賛成?反対?
②展示室内は静かでないといけない?
大学生の率直な意見です。ご参考に。

学生1
 ①賛成します。
 ②音がしていても大丈夫。子供の時に美術館に行くのはとても楽しみでした。しかし同時にとても嫌でもありました。静かにしないといけないといけなかったからです。そういう事があったので、私は音がしていても大丈夫派です。

学生2
 ①写真撮影には賛成する。
 ②静かである方が良い。が、話はOK。話をするのは良いと思う。説明しあったりする方が好ましいが、全員が話すことを考えれば、声を大きくして話をしなければならなくなる。結果話すことに夢中になってきたら意味がない。

学生3
 ①写真撮影は反対です。人は写真を撮る時、画面に集中する人が多く、注意力が落ちます。そんな人が沢山いるのは少し嫌です。
 ②博物館は音がしていても大丈夫です。学ぶ場だと思っているので、話して情報などを共有するのは大事なことだと考えます。

学生4
 ①賛成。でもできるだけ撮影は無音のカメラをすすめるようにした方がよいと思います。
 ②博物館は静かな方が好きです。小さい声で話す程度なら気にはなりません。作品について外に行ってから話すより、その場で話したい事があると思うので。

学生5
 ①賛成。資料の保存に問題がなければ撮影してもよいと思う。
 ②博物館で音がしても平気。自分が見る立場になったとき、いっしょに来た人と意見を言いながら見たいから。

学生6
 ①反対。
 ②シーンとしているとうれしい。

学生7
 ①写真撮影は一部の展示物を除いて賛成。
 ②博物館は音がしていても大丈夫。

学生8
 ①写真撮影は賛成。
 ②すごくうるさくなかったら音がしていても大丈夫です。

学生9
 ①賛成です。
 ②多少の音がしても大丈夫。

学生10
 ①②どちらもOKだと思います。GW中に佐賀県立博物館の特別展を見に行きましたが、どちらも可であったので、すごしやすく感じました。たださすがに大声はどうかと思いますが。

学生11
 ①写真撮影についてアリだと思う。
 ②静かでなくてもいいと思う。せっかく現物やレプリカを見ているのだからそれについて話をして学びたい。

学生12
 ①混み具合にもよるが賛成。混んでいる場合だとごったがえす可能性がある。
 ②静か派だがあまり大きな声でなければ別に構わない。

学生13
 ①賛成。
 ②音がしていても大丈夫です。カメラのシャッター音ぐらいなら大丈夫かなと思いました。

学生14
 ①写真撮影は賛成です。シャッター音も無ければ良いですが、あっても別に問題はないです。
 ②関係のない音以外は、全然アリだと思います。情報共有の場であってもいいのではないかと思います。

学生15
 ①写真撮影は賛成である。
 ②会話は暗黙のルール感はある。騒ぐと会話は別と思っているので多少は良いと。

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

月別アーカイブ

ブログ内検索