7月21日
奈良国立博物館
わくわくびじゅつギャラリー いのりの世界のどうぶつえん
(7月13日~9月8日) 夏休み期間にあわせ、館蔵品・寄託品を活用して宗教美術における動物表象にクローズアップし、職員作画のイラストで雰囲気を和らげつつ、親しみやすい展示作りに努める。普賢十羅刹女像(前期)、普賢菩薩像(後期)、一字金輪曼荼羅(前期)、孔雀明王像(法隆寺・後期)、星曼荼羅(前期眞輪院本、後期法隆寺本)、鳥獣戯画残欠(藤田美術館、前期)、辟邪絵(前期)、地獄草紙(後期)等々、絵画資料の優品・佳品の贅沢なお蔵出し展の様相。彫刻では海住山寺の普賢菩薩騎象像のうち象は大倉集古館の像を彷彿とさせるもの(ただし後補もあり)。ほか鳳凰文塼(南法華寺)、法華経妙音菩薩品(施福寺)など。図録あり(154ページ、1000円)
特別陳列 法徳寺の仏像-近代を旅した仏たち-
(7月13日~9月8日) 近年個人から奈良町の法徳寺に寄進された仏像のうち27体を紹介。鎌倉時代の文殊菩薩坐像(五髻文殊)、飛鳥時代の銅製観音菩薩立像(橋本関雪旧蔵)、平安時代中期の如来坐像、興福寺千体仏20軀、平安時代後期の地蔵菩薩立像(興福寺旧蔵)など、近代期に寺院より流出し巷間に伝えられた未紹介の彫像を、速報的に展示する意欲的な内容。興福寺千体仏については、春の藤田美術館展出陳の20軀(50軀のうち)に引き続いての大量出陳で、一気にアカデミックの対象としての水準に引き上げた(平安後期南都における造像功徳による作善の事例)。図録あり(42ページ、1000円)。
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歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。