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大津市歴史博物館企画展「仏像をなおす」鑑賞記

大津市歴史博物館 伝教大師最澄没後1200年記念企画展 仏像をなおす(7月23日~9月4日) 延暦寺十二神将立像修復にて把握された最新の情報報告を核としつつ、大津市域の信仰にまつわる文化財がいかに継承されてきたのかを、仏像修復という視点から紹介。現在修復事業継続中の延暦寺十二神将立像はこのたび確認された銘記により、元徳2年(1330)~正慶元年(1332)に仏師頼弁によって造像されたことが判明。元岡崎の元応寺安置像...

大野市歴史博物館収蔵品紹介展「星」鑑賞記

8月5日大野市歴史博物館  収蔵品紹介展 星(7月16日~8月31日) 同館寄託品の中から、星をキーワードに妙典寺紺紙金字法華経と縹糸素懸威六十二間小星兜を紹介。妙典寺経は法華経8巻及び開結からなる十巻本で、各巻に見返しに経絵が施された、元弘3年(1333)奥書を有する基準作例。大願主沙門宗俊により八幡宮宝前に施入されたものながら、この八幡宮がどこかは不明。同時期の経箱も付属する。福井県指定文化財。図録なし。...

なら歴史芸術文化村「文化財研究中!-なら歴史芸術文化村×連携4大学-」鑑賞記

7月31日なら歴史芸術文化村 文化財研究中!-なら歴史芸術文化村×連携4大学-(7月23日~9月19日) なら歴史芸術文化村と協定を結んで活動を行っている天理大学・立命館大学アートリサーチセンター・奈良県立大学・東京藝術大学の連携活動を紹介。立命館大学アートリサーチセンターによる當麻寺金堂内部仏像群の三次元計測画像のVR体験、奈良県立大学によるさわれる3Dプリンター製複製制作、天理大学による古墳の地中レーダー探...

奈良国立博物館「中将姫と當麻曼荼羅-祈りが紡ぐ物語-」鑑賞記

7月31日奈良国立博物館 特別展 中将姫と當麻曼荼羅-祈りが紡ぐ物語-(7月16日~8月28日) 貞享本當麻曼荼羅修復の完成を記念しその修理成果を公開するとともに、當麻曼荼羅を巡る文化史の広がりを紹介。根本の綴織當麻曼荼羅と同寸の縦横4m強の貞享本は、高誉上人性愚の発願により延宝5年(1677)に行われた根本曼荼羅の修理に引き続いての事業で、延宝7年(1679)作画完成ののち、貞享3年(1686)に霊元天皇宸筆の金泥銘が...

奈良国立博物館「わくわく美術ギャラリー はっけん!ほとけさまのかたち」鑑賞記

7月31日奈良国立博物館 特別陳列 わくわく美術ギャラリー はっけん!ほとけさまのかたち(7月16日~8月28日) 夏休み期間に合わせ、仏教美術の観賞基礎知識を実物資料とイラストを多用して軽やかに紹介。元興寺薬師如来立像、林小路町自治会弥勒菩薩立像、正寿院不動明王坐像、聖衆来迎寺十二天像、奈良博釈迦如来霊鷲山説法図、十一面観音立像など館蔵・寄託の優品を活用。仏画類は高さを下げて展示し、オリジナルイラストに...

高野山霊宝館 「第43回大宝蔵展 高野山の名宝 数字と高野山」鑑賞記

高野山霊宝館 第43回大宝蔵展 高野山の名宝 数字と高野山(7月16日~10月10日) 尊名や尊像構成、寺院名から仏教用語まで、数字をキーワードにして高野山伝来の文化財を紹介。蓮花三昧院阿弥陀三尊像(国宝)、正智院八字文殊曼荼羅図(重文)、宝寿院六字尊像(重文)、宝寿院金銅三鈷杵(重文、伝覚鑁所持)、正智院銅五鈷四天王鈴(重文、伝道範所持)など指定物件のほか、金剛峯寺の四臂不動二童子像、両頭愛染明王坐像、...

京都府立山城郷土資料館「やましろ新文化財展-館収蔵の指定・登録文化財から-」鑑賞記

6月29日、大学院のゼミの時間に学校飛び出し山城郷土資料館へ。京都府立山城郷土資料館 企画展 やましろ新文化財展-館収蔵の指定・登録文化財から-(4月29日~7月3日) 開館40周年を記念し、同館にて調査・研究、収集・保管されてきた南山城地域のさまざまな文化財を紹介。宗教美術では、松尾神社牛頭天王坐像(京都府暫定登録文化財)、宝寿院阿弥陀如来立蔵(京都附指定文化財)、西福寺狛秀綱像(京都府登録文化財)、鶯瀧...

和歌山県立博物館企画展「幕末から明治のきのくに文人画-偉大なる師、野呂介石を慕いて-」鑑賞記

6月25日和歌山県立博物館 企画展 幕末から明治のきのくに文人画-偉大なる師、野呂介石を慕いて-(6月11日~ 7月10日) 江戸時代後期の和歌山を代表する文人画家野呂介石の弟子に着目し、師弟の交流や師風の学習のあり方を紹介。養子野呂介于、甥野呂松廬、野際白雪、濱口灌圃、前田有竹ほか、上品で涼やかな山水図がずらり。介石晩年に、年を経て弟子となった湯浅福蔵寺住職平林無方のもとに送られた四碧斎印譜や墨蘭図、介石...

観峰館「隠元隆琦350年遠諱 黄檗インパクト」、栗東歴史民俗博物館「隠元禅師350年大遠諱記念展 黄檗の華」鑑賞記

観峰館 企画展 隠元隆琦350年遠諱 黄檗インパクト(4月16日~6月12日) 隠元隆琦350年遠諱にあわせ、黄檗宗・臨済宗寺院伝来の書画を中心に黄檗文化の表象を紹介。頂相では、萬福寺費隠通容像(自讃・張琦筆)、小松寺隠元隆琦像(自讃・喜多道矩筆)、木庵性瑫像(自賛・喜多道矩筆)、鉄眼道光像(月潭道澄讃)、正明寺龍渓性潜像(即非如一讃・喜多元規筆)、正法寺如雪文巌像(自賛・木村徳栄筆)、照山元瑶像(自讃)など...

大阪市立美術館「華風到来-チャイニーズアートセレクション-」鑑賞記

大阪市立美術館 特別展 華風到来-チャイニーズアートセレクション-(4月16日~6月5日) 学外実習で展示観賞。同館収蔵の大コレクションを活用して、中国美術の日本での受容と様式伝播の歴史を、憧憬と収集の諸相に着目して紹介。本年秋より3年間の改修工事に入るにあたり、本展及び併催の「大阪市立美術館のあゆみとコレクション」をあわせて市民・財界人の寄贈により形成されてきたコレクションの歴史を一望し、大阪の宝を守...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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