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奈良市史料保存館「昭和の奈良町の仏像研究家の足跡-太田古朴・仏像修理研究資料展示-」鑑賞記

3月28日奈良市史料保存館 企画展示 昭和の奈良町の仏像研究家の足跡-太田古朴・仏像修理研究資料展示-(3月3日~3月31日) 多数の仏像修理に携わり、また研究を行った仏像修復家太田古朴(1914~2000)の遺品の発見と整理の完了に伴い一部を公開。特に日本彫刻史上に重要な意味を有する納入品を伴う仏像として、金峯山寺聖徳太子及び二童子像(文永11年〈1274〉)、伝香寺寺像菩薩立像(安貞2年〈1228〉)、東大寺中性院弥勒...

和歌山県立紀伊風土記の丘「古墳から古代寺院へ」鑑賞記

3月1日和歌山県立紀伊風土記の丘 企画展 古墳から古代寺院へ-紀伊における儀礼の変遷を探る-(1月18日~3月1日) 用事にかこつけて最終日に滑り込み。終末期古墳から寺院への転換期の様相を、紀伊国内の古代寺院出土資料を中心に紹介。西国分廃寺・北山廃寺・最上廃寺・佐野寺・神野々廃寺・名古曽廃寺・薬勝寺廃寺・田殿廃寺・道成寺・三栖廃寺・堂ノ谷瓦窯・上野廃寺・荒見廃寺・山口廃寺・紀伊国分寺と、和歌山の主要な古...

福島県立博物館「震災遺産を考える-それぞれの9年」鑑賞記

2月22日福島県立博物館 特集展 震災遺産を考える-それぞれの9年(2月11日~4月12日) 東日本大震災と原発事故からの9年を、同館が収集を続けている震災遺産と、それらの資料に深く関わる福島の人々の生き様や活動を通じて紹介する。展示の冒頭に設置された、福島県博が作成した南相馬市半杭牧場牛舎の柱のレプリカは、原発事故後の避難で放置せざるを得なかった牛が飢餓のために齧った痕跡が生々しく再現され、餓死した牛の苦...

東京国立博物館「出雲と大和」「伝説の面打たち」、びわ湖長浜KANNON HOUSE鑑賞記

2月21日東京国立博物館 日本書紀成立1300年特別展 出雲と大和(1月15日~3月8日) 古代の祭と政の構造を日本書紀を基軸に出雲・大和を対比的に捉え、祭祀や葬送の場とかたち、そして仏教受容の様相を紹介。島根県・奈良県と東博の共同企画。前半は出雲大社の心御柱・宇豆柱、荒神谷遺跡出土の銅剣・銅矛、加茂岩倉遺跡出土の銅鐸など島根県立古代出雲歴史博物館の収蔵品、メスリ山古墳の埴輪や黒塚古墳の鏡、藤ノ木古墳の副葬品...

奈良国立博物館「毘沙門天」「お水取り」鑑賞記

2月11日奈良国立博物館 特別展 毘沙門天-北方鎮護のカミ- (2月4日~3月22日) 奈良時代から鎌倉時代までの毘沙門天像の優品を集約して展示する貴重な機会。愛媛如法寺の稀有な奈良時代乾漆毘沙門天立像や、像内から保安5年(1124)銘が確認された島根岩屋寺旧蔵の大型の毘沙門天立像といった新資料とともに、東寺の兜跋毘沙門天立像、道成寺の毘沙門天立像、鞍馬寺の毘沙門天・吉祥天・善膩師童子立像や、誓願寺像、雪蹊寺...

奈良国立博物館「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板」「おん祭と春日信仰の美術」「新たに修理された文化財」鑑賞記

奈良国立博物館 重要文化財 法隆寺金堂壁画写真ガラス原板-文化財写真の軌跡-(12月7日~1月13日) 昨年保存修理が完成した昭和10年撮影法隆寺金堂壁画ガラス原板(重文)のお披露目に際して、近代における文化財写真による記録の軌跡を紹介。東京国立博物館の旧江戸城写真帳(H12重文指定)、同写真原版(H13重文指定)、壬申検査関係写真(H15重文指定)、臨時全国宝物調査関係資料(H28重文指定)の写真や宝物精細簿、法隆...

和歌山大学紀州経済史文化史研究所 「七宝瀧寺と志一上人-葛城修験二十八宿の世界-」鑑賞記

12月6日、すぐ近くなのに終了間際に滑り込む。和歌山大学紀州経済史文化史研究所 特別展 七宝瀧寺と志一上人-葛城修験二十八宿の世界-(10月31日~12月13日) 葛城修験の歴史と文化について、犬鳴山七宝瀧寺伝来資料を中心に紹介し、同寺中興志一上人に関わる伝承についてもフォロー。七宝瀧寺の金銅装笈(室町)、建久六年摩利支天法、不動明王八大童子像(室町)のほか、粉河寺の粉河寺御池海岸院本尊縁起(江戸)、神於寺...

三重県総合博物館「三重の仏像-白鳳仏から円空まで-」鑑賞記

11月27日三重県総合博物館 企画展 三重の仏像-白鳳仏から円空まで-(10月5日~12月1日) 同館の開館5周年を記念して、満を持しての仏像展。冒頭から白塚地区自治会連合会(津市)の如来立像、鳥居古墳出土押出仏など7世紀の作例、慈恩寺(亀山市)薬師如来立像、瀬古区(津市)十一面観音立像、常福寺(津市)千手観音立像、普賢寺(多気町)普賢菩薩坐像、伊奈冨神社(鈴鹿市)男神坐像の9世紀彫像がずらりと並び、10~12世...

東京国立博物館「正倉院の世界」鑑賞記

11月23日東京国立博物館 御即位記念特別展 正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-(10月14日~11月24日) 即位記念の正倉院宝物東京出開張。古代アジア文化の精華が凝縮された正倉院宝物及び東博所蔵法隆寺献納宝物とをコラボレーションさせながら紹介。国家珍宝帳を冒頭に、平螺鈿背八角鏡、鳥毛帖成文書屏風、幡残欠や花氈など多数の染織類、蘭奢待ほかの香木、螺鈿紫檀五弦琵琶、伎楽面、漆胡瓶、白瑠璃碗ほかガラス製品等々...

静岡県富士山世界遺産センター「富士山の曼荼羅」、富士山かぐや姫ミュージアム「瑞林寺地蔵菩薩坐像と富士市のお地蔵さま」鑑賞記

11月22日静岡県富士山世界遺産センター 企画展 富士山の曼荼羅-参詣曼荼羅にみる富士山信仰の世界-(10月12日~11月24日) 富士曼荼羅・富士山参詣曼荼羅6幅の複製を並べて富士信仰の諸相を紹介し、あわせて身録曼荼羅(ふじさんミュージアム)なども紹介して、霊山としての富士山の描かれ方を示す。リーフレットあり(A3両面)。多数の映像で富士山の歴史・文化・魅力を紹介する常設展示は、富士登山に擬してぐるぐると螺旋...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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