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國學院大學博物館「國學院大學図書館所蔵那智参詣曼荼羅巻子本の仕立てを探る」「列島の祈り」鑑賞記

12月13日、社会教育実践研究センターの平成30年度博物館学芸員専門講座に登壇のため上京。途中渋谷へ立ち寄り。國學院大學博物館 特集展示 國學院大學図書館所蔵那智参詣曼荼羅巻子本の仕立てを探る-東京文化財研究所による光科学的調査の成果報告-(12月5日~1月14日) 那智参詣曼荼羅巻子本の東文研による光科学的調査の成果を紹介(同大文学部歴史地理学教室主催)。掛幅装から巻子への変更が、実に細かな調整によって切り...

国文学研究資料館 「祈りと救いの中世」、東京国立博物館「8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」」鑑賞記

12月6日、出張の用務の前後に展示鑑賞。国文学研究資料館 特別展示 祈りと救いの中世(10月15日~12月15日) 表白・願文・縁起・唱導書・講式等と仏画類から、中世における仏事の場で人々を救済に誘った唱導(導師・講師らが行った説法)の魅力とその諸文芸への影響を紹介。最明寺往生要集(重文)、国立歴史民俗博物館江都督納言願文集(重文)・十二巻本表白集、称名寺転法輪鈔(国宝)・言泉集(国宝)、真福寺維摩会記・覚...

上原美術館「伊豆の平安仏」、河津平安の仏像展示館、願成就院、かんなみほとけの里美術館鑑賞記

12月2日、朝4時に和歌山を飛び出して伊豆半島へ。上原美術館 特別展 伊豆の平安仏-半島にひらいた仏教文化-(9月22日~12月9日) リニューアル1周年を記念して、同館が継続して調査を行ってきた伊豆半島の仏像のうち、平安時代に遡る魅力的な作例を集める。伊豆市金龍院千手観音立像は眦を切り上げ顎の張った雄偉な風貌、胴を強く絞った体型など平安時代前期の余風を強く残す。同寺の不動明王坐像も古様を示す10世紀彫像。下...

神奈川県立金沢文庫「顕れた神々」、神奈川県立歴史博物館「鎌倉ゆかりの芸能と儀礼」鑑賞記

11月22日、代休取って東京へ。午前中会議のあと、お役ご免で横浜へ。風邪気味でうとうと居眠りしてたら金沢文庫で降りそこない、金沢八景駅から瀬戸神社と龍華寺を参拝しつつ金沢文庫へ。神奈川県立金沢文庫 特別展 顕れた神々-中世の霊場と唱導-(11月16日~1月14日) 神々が立ち顕れる場とその姿を、神像・仏画・唱導資料を組み合わせて提示する。称名寺聖教の唱導資料を基層にしつつ、さまざまな個人コレクションから資料...

大賀島寺本尊(千手観音立像)開扉供養大法要参拝記

11月18日備前長船刀剣博物館 特別展 こんぴらさんの名刀展(9月7日~11月25日) 香川県・金刀比羅宮に所蔵される中世~近代の刀剣を、備前刀を中心に紹介。剣 銘則真(南北朝)、太刀 銘備州長船住重真(南北朝)、刀 銘備前国住長船与三左衛門尉祐定作(大永5年)など。図録なし。大賀島寺 大雄山大賀島寺ご本尊(千手観音立像)開扉供養大法要(11月17日・11月18日) 秘仏本尊の33年に一度のご開帳。像高124.8㎝、動きのあ...

茨木市立文化財資料館「総持寺」、高槻市立今城塚古代歴史館・高槻市立しろあと歴史館 「藤原鎌足と阿武山古墳」鑑賞記

11月10日、北摂の地域博物館を巡る。茨木市立文化財資料館 テーマ展 総持寺(10月6日~12月3日) 市制施行70周年と西国三十三所草創1300年の記念展。総持寺の仁和2年(886)の創建期から近世の復興まで歴史を、考古・歴史・美術・民俗・建築の総合的な視点で紹介。西国霊場の札所寺院(第二十二番)にふさわしく近世の縁起絵巻が複数伝わる。展示は従来から知られていた海北友雪筆の一巻と、近年新たに見いだされた享保12年(17...

島根県立古代出雲歴史博物館「神々が集う-神在月と島根の神像彫刻-」、上淀廃寺跡・上淀白鳳の丘展示館、鳥取県立博物館「鳥取画壇の祖 土方稲嶺-明月来タリテ相照ラス-」鑑賞記

11月5日、前日に思い立ち、月曜日に開館している山陰地方の博物館・美術館を巡る往復850キロの日帰り旅。島根県立古代出雲歴史博物館 企画展 神々が集う-神在月と島根の神像彫刻-(10月26日~11月26日) 陰暦10月を神在月と呼ぶ出雲地方の習俗に合わせて、県内に伝来する200軀を超える神像を一所に集める。第一部は多数の典籍から神在月伝承の形成史を紹介、第二部が神像展。成相寺の23軀の神像群(県指定)はもと鎮守熊野権...

堺市博物館「土佐光吉」、歴史館いずみさの「祈りと願いと信仰」鑑賞記

11月4日。午前で仕事を上がり、堺市博の特別展最終日に滑り込む。堺市博物館 特別展 土佐光吉-戦国の世を生きたやまと絵師-(10月6日~11月4日) 堺を拠点に活動した戦国時代の土佐派絵師、光吉にクローズアップ。京博源氏物語図屏風、渡辺美術館曽我物語図屏風などの大画面作品から、和泉市久保惣記念美術館源氏物語手鑑(重文)、京博源氏物語図色紙帖(重文)などの小画面作品まで、光吉作品を集める。また雲龍院後円融天...

奈良国立博物館「正倉院展」、興福寺国宝館 「邂逅」「再会」、元興寺法輪館「大元興寺展」、大和文華館「建国1100年 高麗」鑑賞記

10月30日、風邪。展覧会見学のために代休取ってたので、重い体引きずって奈良へ。奈良国立博物館 第70回 正倉院展(10月27日~11月12日) 恒例の正倉院展は70回目。さすが平日でも善男善女大参集。絢爛豪華な平螺鈿背八角鏡、玳瑁螺鈿八角箱、精緻で華麗な犀角如意、沈香木画箱、繡線鞋や錦紫綾紅臈纈絁間縫裳などの染織品、新羅琴、胴匙などなど見どころ多い。麻布に墨で描かれた山水図、光明皇后発願一切経の経名を書き上げた...

鎌倉国宝館「鎌倉国宝館1937-1945」、神奈川県立金沢文庫「西湖憧憬」、東京国立博物館「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」鑑賞記

10月26日、足を棒にして展覧会巡り。鎌倉国宝館 開館 90 周年記念 鎌倉国宝館 1937-1945(10月20日~12月2日) 日中戦争から太平洋戦争時の国宝館の状況を、戦中の展示資料や疎開資料、公文書、行政文書から伝える。日中戦争中の昭和14年に開催された「元寇展」出陳品として、館蔵の元寇展覧会目録とともに明王院の異国降伏御祈祷記、円覚寺の巻頭下知状(重文)、建長寺蘭渓道隆像(国宝)、極楽寺の釈迦如来坐像・十大弟子立像...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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