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城陽市歴史民俗資料館「神のすがた・仏のかたち」。京都国立博物館「畠山記念館の名品」鑑賞記

12月4日、休日ながら京都で会議。前後に久々の展覧会鑑賞。城陽市歴史民俗資料館 特別展 神のすがた・仏のかたち-城陽・井手を中心に-(10月30日~12月19日) 帝塚山大学附属博物館と同館による城陽市・井手町の寺社文化財調査の成果を紹介。平川廃寺・神雄寺跡出土の塑像断片や久世廃寺出土誕生釈迦仏など白鳳~奈良時代の作例から平安時代後期の旦椋神社大将軍神像、高神社の鎌倉時代の獅子頭、水主神社の獅子・狛犬(台座...

東京国立博物館「最澄と天台宗のすべて」「浅草寺のみほとけ」、東京長浜観音堂「聖観音立像」鑑賞記

11月19日東京国立博物館 特別展 最澄と天台宗のすべて(10月12日~11月21日) 東京・九州・京都の国立博物館連携による伝教大師1200年大遠忌記念展の第一会場。最澄関係資料はもとより、天台教学の継承と展開、そしてその表象としての美術作品を多数集めて展観。祖師像では観音寺伝教大師坐像、園城寺智証大師坐像(御骨大師)、輪王寺慈眼大師坐像、そしてなんといっても像高2mの深大寺慈恵大師坐像の大迫力。拝するものを畏...

道成寺「万寿丸生誕七百年祭 秘仏千手観音中開帳」拝観記

道成寺 万寿丸生誕七百年祭 秘仏千手観音中開帳(9月20日~11月28日) 道成寺本堂の背面側に現本尊像と背中合わせに安置される秘仏北向千手の特別開張。昭和62年(1987)、本堂修理に伴い本像を移動する際、像内に朽損した奈良時代の千手観音像部材が多数納入されていることがわかり、その後復元された(現本尊像)。大破した創建期千手観音立像を納入する鞘仏として造像された像高341㎝の巨像で、本堂建立(正平12年[1357]ごろ...

高野山霊宝館「高野山の名宝  4期」(2回目)鑑賞記

11月9日高野山霊宝館 開館100周年記念大宝蔵展 高野山の名宝(4期:10月5日~11月28日) 開館100周年記念展第4期を2回目の鑑賞。応徳涅槃、八大童子、諸尊仏龕を見回りながら名残を惜しむ。先日の森川杜園展会場で明治9年奈良博覧会に出陳されていたことに気づいた竜光院厨子入倶利伽羅竜剣も改めてじっくり。...

大津市歴史博物館「西教寺-大津の天台真盛宗の至宝-」鑑賞記

11月6日大津市歴史博物館 企画展 西教寺-大津の天台真盛宗の至宝-(10月9日~11月23日) 天台真盛宗総本山、法勝寺の法灯をも引き継ぐ古刹西教寺について、同館による山内文化財調査の成果を反映して、その歴史と信仰の重層性を紹介。中興真盛上人関連資料や法勝寺聖教、比叡山西塔伝来の正教蔵聖教など天台宗の重宝の公開を基軸に、鎌倉初期の優品である法勝寺伝来の薬師如来坐像、平安時代後期の本尊丈六阿弥陀如来坐像の化...

元興寺「ならまちの地蔵霊場 十輪院の歴史と信仰」、奈良県立美術館「森川杜園展」、東大寺ミュージアム「華厳五十五所絵巻」鑑賞記

11月4日元興寺法輪館 特別展 ならまちの地蔵霊場 十輪院の歴史と信仰(10月23日~11月14日) 南都・十輪院の歴史を、地蔵信仰を軸として古代から近代まで丹念に紹介。奈良時代の釈迦誕生仏立像、境内出土の平安時代の常滑焼大甕、下御門仏師の手になる理源大師坐像や、平城十輪院記や南都十輪院記の縁起、尊勝曼荼羅など、多様な資料の悉皆調査の成果を反映。本尊地蔵石仏龕をタペストリーで再現。仏画では真言八祖像(展示は...

大阪市立美術館「聖徳太子-日出づる処の天子」「社寺縁起」、四天王寺宝物館「四天王寺聖教の世界」、国立民族学博物館「ユニバーサル・ミュージアム」、和泉市いずみの国歴史館 「希う-いのりのかたち」鑑賞記

10月19日大阪市立美術館 千四百年御聖忌記念特別展 聖徳太子-日出づる処の天子(9月4日~10月24日) 聖徳太子信仰にまつわる重要資料を広汎に集成。聖徳太子絵伝は元亨3年(1323)遠江法橋筆四天王寺本をはじめ、縦長・横長の掛幅装から、絵巻、断簡、略縁起まで総覧するように多数集める。聖徳太子像も二歳像、十六歳像(本展では童形像と表記)、摂政像、勝鬘経講讃像や、二王子を従えた三尊像まで彫像・画像をずらり展示。...

和歌山市立博物館特別展「加太淡島神社展」鑑賞記

10月17日和歌山市立博物館 特別展 加太淡島神社展-女性・漁民の祈り-(10月9日~12月12日) 膨大に奉納された人形類で著名な加太淡島神社所蔵の書画と加太沖海揚がり陶磁器が同館に寄贈されたことを受け、そのお披露目を兼ねて同社の歴史と信仰史を紹介。鎌倉時代の大円山形星兜(重文)、南北朝時代の金銅造丸鞘太刀(重文)の周知の指定文化財のほか、海獣葡萄鏡(唐)や瑞花双鳥八稜鏡(鎌倉)など事前調査で見出された資...

高野山霊宝館開館100周年記念大宝蔵展「高野山の名宝」(4期)鑑賞記

10月11日、特別展展示替えの中日の休日に高野登山。高野山霊宝館 開館100周年記念大宝蔵展 高野山の名宝(4期:10月5日~11月28日) 開館100周年記念展の最終第4期目。仏画総入れ替え。紫雲殿正面に応徳3年(1086)銘を有する仏涅槃図(国宝)、左右の壁に血曼荼羅の当初彩色復元図。桜池院薬師十二神将像(重文)と普門院勤操僧正像(国宝)を目と鼻の先で間近にじっくり鑑賞。諸尊仏龕(国宝)、釈迦如来及諸尊像(枕本尊・重...

龍谷ミュージアム特別展「アジアの女神たち」鑑賞記

龍谷ミュージアム 特別展 アジアの女神たち(9月18日~11月23日) 古代アジアの女神信仰の諸相を示しつつ、仏教に組み入れられた女神の展開と、東アジアにおける観音の女神化という観点から展示を構成。紀元前5500年のシリアの土偶から明清のマリア観音、20世紀のインド彫刻まで幅広い資料を集約しつつ、龍谷大学図書館所蔵の多様で豊富な版本経典を各所に用いて、信仰の背景や形の意味を解説する。実光院十羅刹女(十種供養菩...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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