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龍谷ミュージアム「仏像ひな型の世界」鑑賞記

2月23日龍谷ミュージアム 特集展示 仏像ひな型の世界(1月9日~2月9日・ 2月22日~3月22日) 京都仏師畑治良右衛門家に引き継がれた七条仏師の仏像雛形をずらりと並べて紹介。明暦4年(1658)3月康知作の妙心寺花園法皇坐像の10分の1の雛形にはその1ヶ月前の年紀が付されていて、事前の作と判明。ほか四条天皇(康乗作)、東照大権現、慈眼大師、徳川家光(康知作)など幕府筋の肖像のほか、清凉寺式釈迦胸像(康朝作)、東寺御...

【広報】京都府立山城郷土資料館特別展「光秀と幽斎~花開く武将文化~」【広報】

京都府立山城郷土資料館で開催中の特別展「光秀と幽斎~花開く武将文化~」について、ご担当者様からご案内をいただきましたので、紹介します。京都府立山城郷土資料館で、特別展「光秀と幽斎~花開く武将文化~」(10/26~12/15)を開催中です。明智光秀と細川幽斎の文化人としての側面にスポットをあて、和歌・連歌・古典文学・能楽・茶の湯・砲術など新出のものも含む多様な資料を通じて、ふたりの人となりとこの時代の文化につ...

京都国立博物館「徳川将軍家と京都の寺社」鑑賞記

7月10日京都国立博物館 特集陳列 徳川家康没後四百年記念 徳川将軍家と京都の寺社-知恩院を中心に-(6月14日~7月18日) 徳川将軍家による寺社への帰依(及び統制)の様相を、将軍家菩提所の知恩院所蔵資料によって提示。現在修理中の知恩院御影堂に安置される、等身大の徳川家康像、徳川秀忠像が特別出陳。秀忠像は元和6年(1619)~7年、七条仏師康猶の作。家康像も近い時期の七条仏師の作。家康像は張りのある壮年期の...

和歌山市立博物館「徳川吉宗と紀州の明君」鑑賞記

5月18日和歌山市立博物館 特別陳列 徳川吉宗と紀州の明君(4月16日~5月29日) 吉宗将軍就任300年記念展。紀伊徳川家の「明君」(「天意人望」に迎えられたと認識されていた君主)として初代頼宣、5代吉宗、9代治貞を紹介。近世紀伊藩の藩政・文芸に関する豊富な収蔵品をフル活用。吉宗筆鳩図、祇園南海筆冬景山水図、赤坂御庭図画帖、李梅渓父母帖、桑山玉洲雲鶴清暁図、本居宣長像等々。図録なし。...

島根県立石見美術館「祈りの仏像」・島根県立古代出雲歴博「百八十坐す出雲」鑑賞記

10月10日島根県立古代出雲歴史博物館 企画展 百八十神坐す出雲-古代社会を支えた神祭り-(10月9日~11月29日) 古代における神祀りの場と神祀りの諸相を、災害、水分、境界など自然環境との関わりから発生した神祀りと古代王権との関わりに注目して叙述。群馬県・宮田諏訪原遺跡、東京都・伊豆大島和泉浜遺跡、奈良県の大神神社や石上神宮、茨城県・鹿島神宮の境内、岡山県・大飛島祭祀遺跡、大阪府・神並・西ノ辻遺跡などな...

みほとけの里 若狭の秘仏-平成24年度秋の文化財特別公開-

 優れた古い仏像が多数残される若狭地域。舞鶴若狭自動車道の延伸にあわせて、今秋、これまで公開される機会のなかった仏像の特別公開が行われます。 特別公開される寺院は、小浜市小浜西組の高成寺・正法寺・栖雲寺・空印寺・極楽寺・誓願寺、遠敷地区の竜前区薬師堂、若狭歴史民俗資料館、宮川・国富地区の加茂神社為星寺・正林庵・瑞傳寺、加斗地区の飯盛寺、あおい町佐分利地区の意足寺で、9月中旬から10月下旬にかけて公開...

葛城市歴史博物館企画展「重要文化財 當麻寺縁起絵巻-中巻-」

葛城市歴史博物館から、企画展「重要文化財 當麻寺縁起絵巻-中巻-」(7/21~8/20)のご案内を頂きましたので、ご紹介します。  奈良国立博物館から100年ぶりの里帰り展として、平成22年からスタートしたこの絵巻展も、今回の「中巻」の公開で、三巻ある絵巻の全巻をご覧いただくことになり、本展がその完結編となります。  さて、絵巻「中巻」の内容ですが、主人公「中将姫」の誕生にまつわる話から始まり、幾多の苦難に遭遇...

シンポジウム「木津川ものがたり―縁起絵巻の世界―」のお知らせ

京都府立山城郷土資料館のシンポジウムについて、情報をご提供頂きましたのでご紹介します。第26回国民文化祭・京都2011 恭仁京遷都祭シンポジウム「木津川ものがたり―縁起絵巻の世界―」京都府立山城郷土資料館では、古代から物流の幹線として大きな役割を果たし、南山城地域の暮らしと文化を育んできた木津川にスポットをあてた特別展「木津川ものがたり~木津川が生み、育てた文化~」を開催中です(~12/11)。http://www.kyot...

京都市無形文化遺産展示室オープン!

京都市より、京都市無形文化遺産展示室、オープンのお知らせです(^o^)。 このたび、京都駅前のヨドバシカメラの1階部分に京都市が「京都市無形文化遺産展示室」を設置いたしました。 これは、京都祇園祭の山鉾行事が、ユネスコの無形文化遺産に登録された(2009年)ことを記念して、またヨドバシカメラの藤沢昭和社長による無償供与の申し出によって実現したものです。 展示内容は、祇園祭に関するパネル展示、立命館大学のバ...

重文の阿弥陀立像と十一面立像@特別展「木津川ものがたり」

京都府立山城郷土資料館よりお知らせです(^o^)。現在、第26回国民文化祭・京都2011の一環として京都府立山城郷土資料館にて特別展「木津川ものがたり~木津川が生み、育てた文化~」を開催中です。(12/11まで、月曜休館。入館料一般250円、65歳以上無料) http://www.kyoto-be.ne.jp/yamasiro-m/office.html#autumn古代から物流の幹線として大きな役割を果たし、南山城地域の暮らしと文化を育んできた木津川にスポットをあてた特...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
仏像の研究者です。
奈良大学の教員だったりもします。

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