昨日、ようやく本家サイト「観仏三昧」に平成18年度全国展覧会情報を集約して掲載。→平成18年度全国の展覧会情報合計掲載館数1172館、掲載展覧会数3850本とあいなりました。せっかくなので、その情報を利用して琵琶湖文化館の「かけがえのなさ」を分析してみましょう。平成18年度、滋賀県立琵琶湖文化館では下記の展覧会が催されました。 テーマ展示 近世絵画による春の風物詩 4月1日?5月28日 企画展 平成17年度滋賀県...
大阪府立弥生文化博物館。子は土偶のガチャガチャをゲットしてご満悦。開催中の展示「発掘された大阪2007―水都大阪の国際交流史―」(1月19日?3月2日)では、壁面の解説パネルに発光ダイオードを仕込み、パネル自体に太陽電池を取り付け光らせている。ほかにも光るシート(どんな仕組みかよくわかりません)を使ってガラス製品の破片を下から光らせ見やすくしている。それぞれ既製品ではありえないので、学芸員のアイデアによる...
土曜日に、富山県総合情報センター・富山インターネット市民塾ほか主催、NPO市民の力わかやま・和歌山大学ほか協力による、インターネットを用いたハイビジョン遠隔講義「立山曼荼羅に学ぶ―立山信仰の歴史―」に参加してきました(於和歌山大学システム情報学センター)。 立山曼荼羅といえばこの人、という富山県[立山博物館]の福江充さんのお話を、高精細画像満載で堪能。富山県映像センターと富山県[立山博物館]、和歌山...
パラミタミュージアム。入館後、受付でくじ引きをし、当たると小嶋千鶴子陶展で展示中(!)の陶器をもらえる。はずれても手作りの木製根付けをプレゼント。しかもいろいろ選べる。子は、作品の画像をいくつか印刷したワークシートをもらい、作品を見つけるとシールを貼る。全て貼ったら鉛筆プレゼント。CS(顧客満足)の上げ方の、一つのあり方。展示室に監視がついていないので、基本的に「大人」対象の美術館だが、それでも低...
滋賀県立琵琶湖文化館は、平成19年12月6日の県議会で教育長が「琵琶湖文化館は平成20年3月31日をもって公開中止(休館)」という方針を表明しました。膨大な国宝・重文等文化財が収蔵され、歴代の学芸員がさまざまな切り口で近江国の芸術文化を紹介し、滋賀県の文化財保護施策の一翼を最前線で支えてきた施設が、存続の危機となっています。正式決定は2月議会となるようです。 こういった状況の中、琵琶湖文化館の活動の意義を...
「浄土宗の影響下に制作された安阿弥様阿弥陀如来立像として、常福寺像はその一例に加えることをここで提唱する…移入の可能性を重視するあまり、試行的解釈すら抑制することになれば、たとえば自治体史編纂や歴史系博物館活動の一環としてなされる仏像調査など、その目的において少なからぬ部分が意味を失うことになるのではないか。」(杉崎2007-1、80-81頁)「海住山寺に移住した解脱房貞慶の鼓吹した観音信仰の影響下に、補陀落...