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展覧会・文化財を見てきました(2008年10月27、28日)

【10月27日】 朝5時30分に和歌山を発ち、一路出雲へ。山陰では高速道路の整備が進んでおり、10時30分には荒神谷に到着。荒神谷博物館・企画展 ふるさとの御仏―斐川・出雲を中心に―(10月4日?11月24日) 出雲地方の中心、斐川町と周辺の仏像9体を集める。松江市・仏谷寺の聖観音菩薩立像(重文)が圧倒的な存在感を見せる。厚みがあって重量感あふれる体躯、背をそらした抑揚ある姿勢、翻ってW字を描く天衣とリズムある衣紋...

展覧会・文化財を見てきました(2008年10月26日)

元興寺総合収蔵庫 ・特別展 近世律師の肖像―その姿とこころ―  (10月26日?11月9日)  主催は元興寺と元興寺文化財研究所。鑑真、叡尊、覚盛ら古代・中世の律僧は著名だが、近世においても再び戒律の復興があり多くの僧侶が輩出されており、それら律僧の肖像を多数集める。 大阪・放光寺の真政圓忍律師像は面貌表現に優れる。ほか、仏師名が判明する像が多数。大阪・光明院の快圓慧空律師像は寛文12年洛陽大宮方大仏師法眼祐勢...

埼玉ゆかりの芸術家展

 特別展覧会「埼玉ゆかりの芸術家展」のご案内を主催者より頂戴しましたので、お知らせいたします。 小松崎邦雄《竹林逍遥之圖》サトエ記念21世紀美術館特別展 埼玉ゆかりの芸術家展 ?近代・現代の埼玉の美術?内 容 本展は郷土・埼玉にゆかりのある近代の巨匠たちの作品と、現代に活躍する芸術家を紹介する展覧会です。生まれ育った環境や生活などにより、それぞれの作家が独自の技法や画題を探求し、描くことへの心情が作品...

玉稿頂戴しました(20081024)

「学際的な共同研究によって次々に目覚ましい成果を生んで日々進化する環境史研究の動向の中で、本書で考察したことは決して目新しいものではない。しかし、環境史研究とは、決して現在直面している目先の課題を解決するためだけの技術ではないはずである。それは日本中世史研究がこれまで積み上げてきた人と自然の関係に関する研究の上に立ち、未来に向けた、新しい人と自然の関係を模索し、提言するための、絶えることのない学問...

玉稿頂戴しました(20081017)

「長谷寺式・善光寺式・清凉寺式など瑞像の摸像は「摸す」という外面的行為が重要だったのだが、平安時代後期、定朝様における「摸す」=「似る」は、したがってまったく違う概念範疇に属することになった。のちの院政期における定朝様は「本様」に「似る」ことが強く求められ、それが好結果であれば、日常的な礼拝や美的鑑賞に際し讃えられたものといえよう。」(伊東2008、66頁)伊東史朗編集『調査報告 長快作 長谷寺式十一面...

『太鼓形の酒器?金剛輪寺の太鼓樽?』

 愛荘町立歴史文化博物館(→ウェブサイト)の秋季展示会『太鼓形の酒器?金剛輪寺の太鼓樽?』の情報を頂戴しましたので、お知らせします。情報のご提供、ありがとうございました。1.趣旨・内容 金剛輪寺本堂にある「豆の木太鼓」。最近の調査により、この豆の木太鼓が中世の酒器であることが明らかになりました。「太鼓樽(「太鼓形酒筒」)と呼ばれる酒樽です。中世の絵巻類には、さまざまな太鼓樽が酒宴に描かれるほか、慶事...

展覧会・文化財を見てきました(2008年10月14日)

葛井寺 西国三十三所結縁開帳で、葛井寺本尊千手観音坐像(奈良時代・国宝)がご開帳。今回は10月1日?10月20日の期間。12月18日〜21日にも開帳されます。といっても、毎月18日にも開帳されていますが、なかなか18日に休みの巡りが重ならないのでいい機会と、展示替えの中休みに拝観。拝観料300円。 千手観音像の詳細な図版を多数掲載した寺宝の図録を購入(40頁・1500円)。中身は1995年に大阪市立美術館で開催された「国...

比叡山では不動がアツイ!

 比叡山国宝殿(→比叡山延暦寺HP)では、10月8日(水)から12月10日(水)の会期で、企画展「不動明王―その慈悲と威徳―」が開催されます。出陳リストをご提供いただきましたので、お知らせします。 リストの名称の頭についている「◎」は重要文化財、「○」は滋賀県指定文化財です。会期中展示替えがあり、前期は10/8?11/6、後期は11/7?12/10です。1 ◎不動明王二童子坐像 鎌倉時代(13世紀) 無動寺旧蔵2 ◎軍荼利明王立像 鎌倉時代...

今秋は山陰がアツイ!

今年の秋は、山陰地方で仏像・仏教美術をテーマとする展覧会が集中して開催されます。頂いた新着情報を踏まえてご紹介します。まずは、島根県立古代出雲文化博物館(→HP)。「秘仏への旅―出雲・石見の観音巡礼―」(10月4日?11月30日)が開催中です。 出陳リストはこちら。 島根の仏像・仏画の優品が集約されて展示されます。新発見・白鳳時代の金銅仏の出陳に関連して、法隆寺の銅造観音菩薩立像も参考出陳されることが急遽きま...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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