この2週間ほどは、各種委員会や会議等の連続…。2月12日・13日 文化庁平成20年度美術館運営研究協議会2月14日 奈良学学会例会2月17日 公立学校共済組合和歌山支部第2回保険福祉事業検討委員会2月18日 公立学校共済組合和歌山支部第3回宿泊施設運営小委員会2月24日 平成20年度和歌山県立博物館協議会・美術資料選定委員会2月25日 公立学校共済組合和歌山支部第3回運営審議会2月27日 財団法人和歌山県教育互助会第1...
室生寺・国宝 金堂内部特別拝観(1月10日?3月1日) 久方ぶりに室生寺拝観。金堂の国宝釈迦如来立像ほか諸尊を内陣で拝観。奥院まで登っておく。龍穴神社にも参拝し、ついでに元室生寺金堂安置の地蔵菩薩像を拝観しようかと三本松の安産寺にも寄るも、集会所で地区の会合を行っている途中で、邪魔をするのもなんだしと、退散。奈良文化財研究所飛鳥資料館・企画展「飛鳥の考古学2008」(2月3日?3月1日) 飛鳥資料館と明...
「(前略)単なる宋風彫刻の一例とするにはとどまらない、注目すべき特徴をそなえている。ひとつは京都戒光寺釈迦如来像と姿形が類似する北京律系の像と目される点であり、いまひとつは像内に骨灰を塗布する、いわゆる骨灰像の一種とみなされる点である。」(神田2008、53頁)神田雅章「金峯山寺釈迦如来立像について―修理報告をかねて―」(『鹿園雜集』10、2008年3月)ありがとうございました。像内に塗った骨灰は動物骨だとのこ...
2月12日・13日の両日に、奈良国立博物館を会場に開催された文化庁主催の平成20年度美術館等運営研究協議会に参加してきました。 今年のテーマは「ミュージアムと市民サポート」ということで、MUSEUMをサポートする市民、市民をサポートするMUSEUMという、双方的な市民サポートのありかたを巡って初日には5つの事例を拝聴しましたので、その概要を記し、少しでもその成果を共有できればと思います(とはいえ、あくまで私の視点...
奈良国立博物館のウェブサイトがリニューアルして、デザインを一新しています。 →奈良国立博物館 トップページのタイトルバックの画像は、館蔵品の名品を部分的にトリミングしたもので、20種類ぐらいの画像がサイトを開ける度に変化します。その他でも全体的に画像を多用し、見やすい印象です。 注目はアーカイブス。奈良博の研究紀要である『鹿園雑集』の全論文が画像とともに掲載されており、いつでも無料で利用可能なのは...
斑鳩文化協議会(和クラブ)と朝日カルチャーセンター主催のいかるが和々塾(にこにこじゅく)「聖徳太子に、なぜ、魅かれるのか!Part 1」のお知らせを頂きましたので、ご紹介します。全5回の講座の内容・講師は以下の通り。・4月12日(日) 14:40?16:40 「聖徳太子の『十七条憲法』?和を以て貴しとす?」 聖徳宗法隆寺管長 大野玄妙 ・5月10日(日) 14:00?16:00 「聖徳太子の「和」のこころ?自主...
京都国立博物館・特別展覧会 御即位二十年記念 京都御所ゆかりの至宝―甦る宮廷文化の美―(1月10日?2月22日) 御所においてはぐくまれた宮廷文化の美のかたちの諸相を展観。会期後半の日曜日なので随分混んでおり30分待って入館。水無瀬神宮の後鳥羽天皇像(国宝)、長福寺の花園天皇像(国宝)、妙法院の普賢菩薩騎象像(重文)をしっかり見て、あとはさらっと。常設展がない分、1300円に割高感を感じる。財布が寒い…。図録あ...
「活人形の修理は様々な分野の技術者の協力が不可欠です。(中略)今後は保存の難しい活人形造りの観音像を浄国寺内の信仰の現場で長く保存する為の環境作りやデータ作りを行っていく事が課題となるでしょう。」(浦叡學「活人形谷汲観音像の修理を終えて」、修理報告書30頁?31頁)浄国寺編集『活人形師松本喜三郎作浄国寺活人形谷汲観音像修理報告書』(浄国寺、2008・3) 熊本県熊本市の浄国寺所蔵活人形の修理報告書を頂きま...
1月31日福岡市博物館・特別展「平泉 みちのくの浄土」(1月16日?2月22日) 平成23年に世界遺産登録をめざす平泉の文化を総合的に紹介(本当は登録記念展で準備していた?)。中尊寺金色堂西北壇の諸尊像(国宝)を間近で見られるほか、東北地方の仏像も多数展示。中尊寺若女・老女の仮面を見られたのも収穫。なんといっても勝常寺薬師三尊像(国宝)の大迫力の造形に圧倒される。重量感だけでなく、緊張感あふれる緻密な立体...
備忘のための1月の読書記録。学術論文は除く。発行年月日は初版のもの。河合隼雄・中沢新一『仏教が好き!』(朝日新聞出版、2008年6月)小松和彦『神になった日本人』(「NHK知るを楽しむ この人この世界」4巻9号、日本放送出版協会、2008年8月)和歌山大学紀州経済史文化史研究所編『和歌浦天満宮の世界』(清文堂、2009年1月)西野嘉章『二十一世紀博物館―博物資源立国へ地平を拓く』(東京大学出版、2000年11月)国立歴...