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展覧会・文化財を見てきました(2010年11月27日)

橿原市今井町(重要伝統的建造物群保存地区) 和歌山県立博物館友の会のバスツアーに随行。浄土真宗称念寺を中心に構築された寺内町で、商業の町となり、江戸時代の建造物群が良好に残る。ボランティアガイドのおばあちゃんの解説を聞きながら巡る。今西家住宅(重要文化財)は中にも入らせてもらう。河合家住宅は造り酒屋。称念寺本堂(重文)の傾きぶりにあぜんとする。これから10年かけての修理との由。 河合家住宅当麻寺 古...

展覧会・文化財を見てきました(2010年11月25日)

和歌山県立紀伊風土記の丘資料館・特別展 いのりのかたち―祈願の民具と民間信仰―(10月9日?12月5日) 祈願に関する道具を、考古資料や絵馬、郷土玩具など民具から収集。なんといっても見どころは幻獣のミイラ。橋本市学文路・刈萱堂の人魚のミイラ、御坊市教委所蔵の生身迦楼羅王尊像(小竹八幡神社旧蔵)、和歌山市慈光円福院の雷獣や烏天狗頭骨。これらの資料をうさんくさいというなかれ。江戸時代の人々の空想と信仰の所産...

玉稿拝受(2010年11月25日)

ここしばらくの間で、次の玉稿、図録などを頂きました。ありがとうございました。福山市鞆の浦歴史民俗資料館『瀬戸内の港町ゆかりの看板・引札展―ユニークで滑稽な広告文化―』(展覧会図録、2010年10月)山本勉監修『運慶―時空を超えるかたち―』(平凡社、2010年12月)鎌倉国宝館『薬師如来と十二神将―いやしのみほとけたち―』(展覧会図録、2010年10月)米田頼司『和歌祭―風流の祭典の社会誌』(帯伊書店、2010年11月)米田頼司...

講演会「吉祥寺の三ッ目不動と童子像」

 11月23日。和歌山県有田郡有田川町粟生の地域住民で作られた、明日の粟生を考える会によばれて講演してきました。 この会は、今年の春に和歌山県博で開催した特別展「移動する仏像」を契機に、地域に残されてきた文化・文化財を再認識し地域の活性化の方法を考えようとして作られたものです。自分の作った展覧会がそうしたかたちで地域の方々の心に届いたことは、学芸員冥利に尽きます。 午前中から講演会会場となる吉祥寺本堂...

展覧会・文化財を見てきました(2010年11月21日)

鎌倉国宝館・特別展 薬師如来と十二神将―いやしのみほとけたち―(10月16日?11月23日) 旧辻薬師堂諸尊像修理完成記念とのことで、国宝館に移管され順次修理を施された像のお披露目と、神奈川県内に所在する重要な十二神将像をずらりと集める。旧辻薬師堂の十二神将をぐるりと眺めると、巳神像がもっとも造形として充実している。なるほど、図録の表紙もこの像である。宝城坊の、近時確認された平安時代後期の十二神将像は、定智...

講演会「紀伊徳川家と能―根来寺能面の歴史的位置―」

 本日、岩出市民俗資料館で「紀伊徳川家と能―根来寺能面の歴史的位置―」と題して講演会の講師を務めてきました。執筆したものの諸般の事情でお蔵入りとなってしまった同題の文章を、ちょっと長いですが貼り付けます。ご興味のある方はどうぞ。紀伊徳川家と能 ―根来寺能面の歴史的位置―1、能とは 能のルーツを探ると、奈良時代に中国(唐)よりもたらされた「散楽(さるがく)」に遡ります。散楽はアクロバティックな曲芸や物真似、...

展覧会・文化財を見てきました(2010年11月7日)

高野山霊宝館・企画展 海を渡る名宝―アジアの中の高野山―(10月2日?12月12日) 高野山には、中国や朝鮮半島の仏教美術が多数伝来する。それらは、より仏教の真理に(物理的・心理的に)近い敬すべき聖なるアイテムとして、また憧れの唐物として奉納・施入された資料群である。 釈迦如来及諸尊像(枕本尊)や板彫胎蔵曼荼羅、密教法具など唐代のものから、成福院阿弥陀如来像、金剛峯寺伝薬師如来像など南宋仏画、奥院出土の龍泉...

展覧会・文化財を見てきました(2010年11月5日)

霊山寺 (社)和歌山県文化財研究会の事業「文化財めぐり」に随行。平城遷都1300年祭にからめて、奈良時代の仏像・建造物の鑑賞ツアー。霊山寺本尊の薬師三尊像(重文、治暦2年)の開帳中。副住職の法話ののち、平安時代初期の檀像彫刻である十一面観音立像をじっくり拝観してもらい、檀像の概念をお伝えする。唐招提寺 鑑真渡来の背景と唐招提寺造営の流れ、仏像における唐代様式からの影響についてお伝えして、金堂の盧遮那仏...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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