Entries

展覧会・文化財を見てきました(長浜城歴史博物館「湖北の観音」

9月9日 長浜市長浜城歴史博物館 ・特別展 湖北の観音-信仰文化の底流をさぐる- (9月7日~10月14日)  2010年、伊香郡高月町や木之本町など6町が新たに編入された長浜市。市域の寺院や堂舎に所在するさまざまな観音菩薩像を、長浜城歴史博物館と高月観音の里歴史民俗資料館の2会場で集約して展示(ただし長浜会場9/7~10/14、高月会場9/12~10/21)。赤後寺菩薩形立像(9c、重文)、来現寺聖観音立像(10c、重文)、...

玉稿拝受(東寺五大明王、金剛峯寺執金剛神、清水隆慶、中世後期の地方寺社)

「東寺講堂像が典拠とした図像は、神護寺像造立時にも参照された、仁王経五方諸尊図とは異なる五大明王図像であった。初期五大明王像の図像は、この図像を軸に展開するのであり、講堂像はその代表的な一遺例であると考えられる。以上、本稿では、五大明王像造立にあたって、失われた五大明王図像があり、空海が自ら請来したその図像を、大きく改変せずに用いたものと推定した。」(原2012-1、182頁)1、原浩史「東寺講堂五大明王...

読書記録(2012年8月分)

読書記録、2012年8月分。論文は除く。発行年月日は初版のもの。衣川仁『僧兵=祈りと暴力の力』(講談社、2010・11)「強訴というかたちで衝突しながらも、総体として国家的な宗教秩序に組みこまれ、内側からそれをサポートしていた大衆への信頼感が、少なくとも中世前期においては国家との良好な関係を維持し、体制の中で果たすべき正統宗教としての役割を保証していた。大衆全体を悪として否定してしまうことはせず、そのかわり...

展覧会・文化財を見てきました(パラミタミュージアム「南都大安寺と観音さま」)

9月1日パラミタミュージアム・開館10周年記念特別企画 祈りと救いの美 南都大安寺と観音さま展(8月30日~10月10日) 奈良・大安寺と三重県内の観音像を軸に、近隣県から観音像の優品を集めて展示。愛知県・平勝寺の聖観音菩薩坐像(重文)は像内に平治元年(1159)銘がある丈六菩薩像の基準作例。残念ながら台座・光背は未出陳。ほか三重県・宝厳寺、瀬古区、奈良県・置恩寺、長谷寺、和歌山県・円満寺、法音寺、薬王寺の十...

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

月別アーカイブ

ブログ内検索