去年、ツイッターで博物館での静寂問題についてつぶやき、結構な反響があって、いろいろな考えに接することができました。その一連のツイートは、「博物館は静寂でないといけない?」というテーマでまとめています。→togetter「博物館は静寂でないといけない?」ふと思い出して、帝塚山大学博物館経営論の授業で実施しているアンケートで、受講生たちに「博物館・美術館は静かでないといけない?」を聞いてみました(回答50音順)...
6月23日栗東歴史民俗博物館 特集展示 神々のすがた(6月8日~7月15日) 寄託を受けている神道美術に関する資料を展観。小槻大社男神坐像のうち、主祭神の落別命坐像について、延喜11年(911)に小杖神の神階が従四位下となっていること、朱袍をまとっていること(衣服令では四位は深緋色)を改めて意識しながら、製作時期を考える。同像は弘安4年(1281)銘の宮殿に安置されて露出展示。ほか大宝神社の神像群、金勝寺の神像...
神奈川県立金沢文庫 特別展 瀬戸神社-海の守護神- (4月26日~6月9日) 最終日に滑り込み。三島明神を祭祀する瀬戸神社の中世~近代の歴史を、社蔵資料・社家資料と称名寺文書を通じて展観。 お目当ては鎌倉末~南北朝時代の神像群。掛帯・掛守を付け宝珠と柄付き持物(宝剣?)を手にする和装の豊麗な女神坐像、角髪を結って口髭を生やし瞋目する威相の童子形神坐像は、巫女・巫覡といった中世の宗教者の姿をも彷彿とさ...
帝塚山大学での博物館経営論でのアンケート、今年もやってます。途中からですが、なるほどー、という意見がありますので、ちょっとご紹介します。お題:あなたがMUSEUMに求めるものはなに?(回答50音順)・今のままでいいと思う。・今の流行に乗った展示物を展示した美術館や博物館が増えて欲しいと思います。・学校の授業よりも詳しく、分かりやすく歴史や文化を学べる場所であってほしい。・感動、知識、経験、その他自分に無い...
6月1日高野山壇上伽藍 西塔内観(5月25日~6月2日) 高野山壇上伽藍に大塔(高48.5m)とともにそびえる西塔(高 27.3m)の内部公開。仁和3年(887)の建立後、幾度も被災し、現在の塔は天保5年(1834)の建立ながら、五間四面の大塔形式の平面を見せる稀少な建造物。内陣は根来寺大塔のように円形の宝塔形式とはせず、柱や組物などに豪華な彩色が施される。内部に入って、その巨大さを改めて認識する。新たに建立中の中門...