印刷博物館 3Dプリンティングの世界にようこそ!-ここまで来た!驚きの技術と活用-(3月11日~6月1日) 3Dプリンターの原理と用いるさまざまな材料(樹脂・金属・ゴム・紙・石膏など)を示し、医療、教育など活用の展開、自らデザインして作品を作る新たな生活スタイルのイメージなどを、ギャラリーで紹介。立体データ作製に使うCADソフトの体験コーナーも設ける。実際にさわれるものも多く、素材の違いなどを実感できる。図...
和歌山県博友の会の仏像鑑賞のバスツアー随行。最初に博物館で1時間の講座「観音菩薩ってどんな仏さま?」を行ったのち、現地を訪ねる。 慈光円福院(和歌山市)の十一面観音菩薩立像(像高149.3㎝・平安時代前期(9世紀)・重要文化財)は、カヤの一木から、頭・体の全て、右腕の大半、左手の肘までを彫りだした一木造の像。肩に垂れる髪、肩から腰へ巻き付く天衣など、遊離した部分の多くも同木。やや厳しい表情、たくまし...
「このことから蔵之丞が所持していた京都国立博物館本は、禁裏御用を失ったことで無用となり定覚に譲与され、定覚は京都国立博物館本に書かれた内容、得に了無以下の事績をそっくり自らの先祖に繋がる事績として語られている。つまり大仏師系図は、支証のひとつとして他の仏師に譲与され、新たな所持人が大仏師系図に記された系譜・事績を引き継ぐ形で僧綱位獲得のために使用されたことがうかがえる。」(長谷2014、16頁)長谷洋一...
移民関連の展覧会鑑賞、和歌山県内2件。2月28日太地町石垣記念館 太地町歴史資料室特別展 海を越える太地(2月1日~3月15日) 昭和の初め、人口約3800名の太地町からは、500名以上が出稼ぎのためアメリカ、カナダ、オーストラリアへ渡っており、そうした移民の人々の仕事や暮らしの様子を、遺品や写真から提示。横長のパノラマ写真にずらりと写った正装した老若男女に、移民先でのコミュニティ形成とその維持の重要性を感じる...
九州大学総合研究博物館 九大の付属図書館をあちこち(中央図書館・文系合同図書室・記録資料館九州文化史資料部門)巡って資料閲覧してから、博物館の案内があったので立ち寄る。しかし、小さな1室に昆虫などの標本と剥製がわずかにあるのみ。腑に落ちないまま退室。「こ、これが、九大の総合研究博物館か…」と衝撃を受けながら、さすがにまさかと思って後で調べたら、いくつもの建物に展示室が分かれており、入ったのは平常展...
3月2日、朝目覚めて、思い立って滋賀県へと車を走らせ、始まったばかりの展示を見てきました。栗東歴史民俗博物館 小地域展 野尻の歴史と文化(3月1日~4月13日) 栗東市野尻地区の歴史を、縄文時代から近代までの資料から通覧する。宗教美術では、日吉神社の男神像2躯(鎌倉時代)。1躯は倚子状の台に座り、もう1躯は跪坐する。正安3年(1301)銘のある宮殿も展示。ほか安楽寺の方便法身尊像(室町時代)など。 平成12年...