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福岡市立博物館「九州仏」、九州歴史資料館「福岡の神仏の世界」鑑賞記

福岡市博物館 特別展 九州仏-1300年の祈りとかたち-(10月12日~11月30日) 九州に伝わる仏像(福岡35件・大分10件・佐賀9件・長崎5件・熊本12件・鹿児島5件)を広く集めて展観。冒頭に展示される大分県の天福寺奥院諸尊像、福岡県の謹念寺・観世音寺・長谷寺・浮嶽神社の諸尊像、佐賀県山崎観音堂の観音菩薩像や長崎県・対馬の法清寺観音堂諸尊像といった8~10cの木彫像群が一つの見どころ。その他、平安時代後期の兜を...

高野山霊宝館「国を護る神仏」鑑賞記

高野山霊宝館 企画展 国を護る神仏(10月11日~1月12日) 鎮護国家に関わる修法本尊や経典をチョイス。普賢院五大力菩薩像(重文・鎌倉)、西南院蒙古退治四社明神像(室町)、西南院十二天曼荼羅図(室町)、金剛峯寺聖天秘密曼荼羅図(江戸)、竜光院紺紙金字金光明最勝王経(国宝・奈良)、西南院大孔雀明王経(唐・景龍3年)、正智院銅五鈷鈴(重文・唐)など。華やかさはサントリー美術館の「高野山の名宝」展に任せ、渋...

三重県総合博物館「祈りと癒しの地 熊野」・斎宮歴史博物館「伊勢と熊野の歌」鑑賞記

三重県総合博物館 祈りと癒しの地 熊野(10月11日~11月24日) 新館開館記念特別展の第4弾。熊野古道・伊勢路を軸に三重県内の熊野信仰遺産をあつめる。善教寺阿弥陀如来立像像内納入品は藤原実重の作善日記や願文からなり、鎌倉時代の地方武士の熊野信仰のあり方を具体的に示す重要資料。佛心寺熊野本地三所権現曼荼羅は八葉蓮華に本地仏を配するタイプの、室町時代の作例で、那智滝表現が独特。仏像では光背銘から天永年間(1...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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