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多摩美術大学美術館「四国霊場開創1200年記念 祈りの道へ-四国遍路と土佐のほとけ-」鑑賞記

多摩美術大学美術館 四国霊場開創1200年記念 祈りの道へ-四国遍路と土佐のほとけ-(11月22日~1月18日) 四国霊場開創1200年記念として、高知県所在の仏像を多数展示。また四国遍路の歴史も紹介。名留川観音堂仏像群のうち菩薩形立像のうち1号像は量感のある10世紀彫像で、板光背が附属する。3号像は背面材内面に如来形の伸びやかな線描があり、御衣木加持の痕跡を示す貴重な事例。儀礼とその後の造像の息づかいが甦るよう...

奈良県立美術館「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展」鑑賞記

奈良県立美術館 特別展 語り継ぐココロとコトバ 大古事記展-五感で味わう、愛と創造の物語-(10月18日~12月14日) 奈良県が取り組んできた「記紀・万葉プロジェクト」による、古事記の世界観の魅力を文化財・美術作品で伝える内容。初公開の丹生川上神社の神像群、狭川両西敬神講の翁面をじっくり鑑賞。ありがたい。全体としては、神話の物語性を味わった先に、神話に語られたこと(及び語られなかったこと)を通じて見える...

和泉市いずみの国歴史館「ほとけとひとと」鑑賞記

和泉市いずみの国歴史館 特別展 ほとけとひとと-和泉市内の仏像・仏画展2-(12月6日~1月25日) 和泉市史編纂事業の調査で把握された、施福寺や松尾寺などを中心とする寺社伝来の文化財を集約。施福寺大日如来坐像は9世紀半ばの密教彫像で、近年発見された作風が一致する和歌山県林ヶ峰観音寺の菩薩形坐像をともに展示。数百年ぶりの邂逅。施福寺地蔵菩薩立像は像高50.5㎝の小像であるが、12c末頃の洗練された作風で、近...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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