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歴史に憩う橿原市博物館「顔、カオ、かお」、橿考研附属博物館「人物埴輪創生期」

歴史に憩う橿原市博物館 企画展 顔、カオ、かお-顔面表現の考古学-(10月10日~11月29日) 顔が表現された考古資料を集める。桜井市大福遺跡出土の仮面状木製品は、全体の3分の1を残す板に片方の眼と紐穴があり、下方の欠損部分を口の輪郭の一部と見なされている。上部の縁を削る加工痕があり、やはり鋤等の転用か。コウヤマキ製で2世紀後半。最古の木製仮面と思うけれど、表記ないのであっさりと展示。奈良市菅原東遺跡出土の...

大津市歴史博物館「比叡山」、茨木市立文化財資料館「龍王山をめぐる信仰と人々」鑑賞記

10月18日、週休日。子×2は用事で不在。溜まった仕事をこなすために休日出勤するかどうかしばし葛藤して、しかしやはり見るべき展覧会はぐずぐずせずに見ておこうと、滋賀へ車を走らせる。大津市歴史博物館企画展 比叡山-みほとけの山-(10月10日~11月23日) 開館25周年記念企画として、同館が継続して実施してきた調査の蓄積をもとに、比叡山及び周辺地域の仏教文化の諸相を紹介。注目される新資料として、大津市木戸・西方...

広島県立歴史民俗資料館「尾道・浄土寺の寺宝展」、木山寺「木山寺・木山神社の宝物とその歴史」鑑賞記

10月11日広島県立歴史民俗資料館 平成の大修理完成記念 尾道・浄土寺の寺宝展-瀬戸内の精華-(10月9日~11月23日) 広島歴博・歴民による浄土寺調査の成果を公開。浄土寺中興の定証(叡尊高弟)が記した嘉元4年(1306)定証起請文から、伽藍再建時の具体的状況を提示。聖徳太子立像(孝養像・重文)は乾元2年(1303)院憲作で、定証が子息の菩提のために造像したことが起請文に示される。阿弥陀如来坐像(重文・未出陳)の...

島根県立石見美術館「祈りの仏像」・島根県立古代出雲歴博「百八十坐す出雲」鑑賞記

10月10日島根県立古代出雲歴史博物館 企画展 百八十神坐す出雲-古代社会を支えた神祭り-(10月9日~11月29日) 古代における神祀りの場と神祀りの諸相を、災害、水分、境界など自然環境との関わりから発生した神祀りと古代王権との関わりに注目して叙述。群馬県・宮田諏訪原遺跡、東京都・伊豆大島和泉浜遺跡、奈良県の大神神社や石上神宮、茨城県・鹿島神宮の境内、岡山県・大飛島祭祀遺跡、大阪府・神並・西ノ辻遺跡などな...

高野山霊宝館「宥快・長覚没後600年記念 宝寿院の名宝」鑑賞記

高野山霊宝館 企画展 宥快・長覚没後600年記念 宝寿院の名宝 (前期10月3日~11月23日・後期11月28日~1月11日) 南北朝~室町時代における高野山教学興隆の中心人物であった、宝性院宥快(宝門)と無量寿院長覚(寿門)の没後600年企画として、明治時代に宝性院と無量寿院が合併した宝寿院伝来の名宝を展観。国宝・文館詞林残巻(唐時代・前期)、重文・文殊菩薩像(鎌倉時代・前期)、重文・六字尊像(鎌倉時代・後期)、重...

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プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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