11月22日根津美術館 開館75周年記念特別展 円山応挙-「写生」を超えて-(11月3日~12月18日) 円山応挙の初期作品、大画面のものを多数含む代表作、写生図帖類を集め、その画風形成の軌跡をたどる。最初の展示室には根津美術館藤花図屏風とともに、圓光寺雨竹風竹図屏風、三井記念美術館雪松図屏風(後期は個人蔵雲龍図屏風、宮内庁三の丸尚蔵館源氏四季図屏風)が並び、最後の展示室に相国寺七難七福図巻3巻が配されていて...
和歌山市立博物館 特別展 城下町和歌山の絵師たち-江戸時代の紀州画壇-(10月22日~11月27日) 江戸時代、和歌山と関わりを持って活動した絵師、あるいは絵を描く機会のあった人々を、作品とともに紹介。紀伊狩野家を初めとするお抱え絵師の面々、藩主、文人とその門人、藩士、学者、工人など、その数105人(展示替えあり)。野際蔡春和歌祭図、笹川遊原唐美人図、徳川頼宣宝船図、祇園南海山水図、桑山玉洲花鳥図、愛石花渓...
11月14日、早朝に出立して、福井市へ。福井市立郷土歴史博物館 特別展 福井の仏像-白山を仰ぐ人々と仏たち-(10月14日~11月23日) 白山開山1300年を来年に控え、霊峰白山を仰ぐ福井嶺北地域に伝えられた仏像を一堂に集めて紹介する。修理成った滝波町五智如来堂の五智如来坐像のうち中尊大日如来坐像(12世紀)は、肉髻・螺髪を表して智拳印を結ぶ姿(手先を除く腕部は当初材との由)で、着衣の細部形式に混乱があることも含...
11月5日、早朝出立して大津市へ。滋賀県立近代美術館 つながる美・引き継ぐ心-琵琶湖文化館の足跡と新たな美術館-(10月8日~11月23日) 平成32年(2020)に県立近代美術館に引き継がれる予定の琵琶湖文化館収蔵品を通じて、滋賀県の宗教美術・近世美術の精華を示すとともに、琵琶湖文化館(及び学芸員)が果たしてきた資料保存と学術面での大きな貢献を提示する。琵琶湖文化館の休館を巡る動勢については、私自身も2008年から...
10月31日奈良県立美術館 企画展 雪舟・世阿弥・珠光… 中世の美と伝統の広がり(10月15日~11月27日) 禅宗を思想的背景として形成された中世文化の諸相を、館蔵品・寄託品を活用して、水墨画、茶の湯、能の切り口より紹介。冒頭に永享2年(1430)椿井集慶作、画僧周文彩色の達磨大師坐像がお出迎え。室町時代の奈良仏師の、新様(唐様)を取り入れずに鎌倉時代様式を継承し続ける伝統は強固であり、足利将軍発願で達磨大師像...