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神奈川県立金沢文庫「顕れた神々」、神奈川県立歴史博物館「鎌倉ゆかりの芸能と儀礼」鑑賞記

11月22日、代休取って東京へ。午前中会議のあと、お役ご免で横浜へ。風邪気味でうとうと居眠りしてたら金沢文庫で降りそこない、金沢八景駅から瀬戸神社と龍華寺を参拝しつつ金沢文庫へ。神奈川県立金沢文庫 特別展 顕れた神々-中世の霊場と唱導-(11月16日~1月14日) 神々が立ち顕れる場とその姿を、神像・仏画・唱導資料を組み合わせて提示する。称名寺聖教の唱導資料を基層にしつつ、さまざまな個人コレクションから資料...

大賀島寺本尊(千手観音立像)開扉供養大法要参拝記

11月18日備前長船刀剣博物館 特別展 こんぴらさんの名刀展(9月7日~11月25日) 香川県・金刀比羅宮に所蔵される中世~近代の刀剣を、備前刀を中心に紹介。剣 銘則真(南北朝)、太刀 銘備州長船住重真(南北朝)、刀 銘備前国住長船与三左衛門尉祐定作(大永5年)など。図録なし。大賀島寺 大雄山大賀島寺ご本尊(千手観音立像)開扉供養大法要(11月17日・11月18日) 秘仏本尊の33年に一度のご開帳。像高124.8㎝、動きのあ...

茨木市立文化財資料館「総持寺」、高槻市立今城塚古代歴史館・高槻市立しろあと歴史館 「藤原鎌足と阿武山古墳」鑑賞記

11月10日、北摂の地域博物館を巡る。茨木市立文化財資料館 テーマ展 総持寺(10月6日~12月3日) 市制施行70周年と西国三十三所草創1300年の記念展。総持寺の仁和2年(886)の創建期から近世の復興まで歴史を、考古・歴史・美術・民俗・建築の総合的な視点で紹介。西国霊場の札所寺院(第二十二番)にふさわしく近世の縁起絵巻が複数伝わる。展示は従来から知られていた海北友雪筆の一巻と、近年新たに見いだされた享保12年(17...

島根県立古代出雲歴史博物館「神々が集う-神在月と島根の神像彫刻-」、上淀廃寺跡・上淀白鳳の丘展示館、鳥取県立博物館「鳥取画壇の祖 土方稲嶺-明月来タリテ相照ラス-」鑑賞記

11月5日、前日に思い立ち、月曜日に開館している山陰地方の博物館・美術館を巡る往復850キロの日帰り旅。島根県立古代出雲歴史博物館 企画展 神々が集う-神在月と島根の神像彫刻-(10月26日~11月26日) 陰暦10月を神在月と呼ぶ出雲地方の習俗に合わせて、県内に伝来する200軀を超える神像を一所に集める。第一部は多数の典籍から神在月伝承の形成史を紹介、第二部が神像展。成相寺の23軀の神像群(県指定)はもと鎮守熊野権...

堺市博物館「土佐光吉」、歴史館いずみさの「祈りと願いと信仰」鑑賞記

11月4日。午前で仕事を上がり、堺市博の特別展最終日に滑り込む。堺市博物館 特別展 土佐光吉-戦国の世を生きたやまと絵師-(10月6日~11月4日) 堺を拠点に活動した戦国時代の土佐派絵師、光吉にクローズアップ。京博源氏物語図屏風、渡辺美術館曽我物語図屏風などの大画面作品から、和泉市久保惣記念美術館源氏物語手鑑(重文)、京博源氏物語図色紙帖(重文)などの小画面作品まで、光吉作品を集める。また雲龍院後円融天...

奈良国立博物館「正倉院展」、興福寺国宝館 「邂逅」「再会」、元興寺法輪館「大元興寺展」、大和文華館「建国1100年 高麗」鑑賞記

10月30日、風邪。展覧会見学のために代休取ってたので、重い体引きずって奈良へ。奈良国立博物館 第70回 正倉院展(10月27日~11月12日) 恒例の正倉院展は70回目。さすが平日でも善男善女大参集。絢爛豪華な平螺鈿背八角鏡、玳瑁螺鈿八角箱、精緻で華麗な犀角如意、沈香木画箱、繡線鞋や錦紫綾紅臈纈絁間縫裳などの染織品、新羅琴、胴匙などなど見どころ多い。麻布に墨で描かれた山水図、光明皇后発願一切経の経名を書き上げた...

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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
仏像の研究者です。
奈良大学の教員だったりもします。

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