10月26日堺市博物館 企画展 描かれた仏の世界-堺の仏教絵画-(10月5日~11月4日) 堺市内に伝わる仏画と縁起絵巻を、中世に遡る資料を軸に集約。福成寺仏涅槃変相図は涅槃図の周囲に区画なしで八相を描き並べる。過去の修理で永正12年(1515)に紀三井寺瀧本坊で南都住人茶三郎が製作した銘が軸木にあったという(現在確認できず)。如来の風貌は南都絵所の特徴を示す一方、画面全体は一見すると鎌倉末~南北朝の作風を示して...
10月19日龍谷ミュージアム 日本の素朴絵-ゆるい、かわいい、楽しい美術-(9月21日~11月17日) 前近代における、ゆるくおおらかな絵画の系譜を「素朴絵」と定義づけて作品を集める。この種のテーマといえばこれ!の日本民藝館のつきしま絵巻や、サントリー美術館の鼠草子絵巻、西尾市岩瀬文庫のかみ代物語絵巻など御伽草子を骨格として、白隠・仙厓の禅画のほか、円空・木喰の行者系彫像や素人手の神像、石工・陶工による狛犬...
10月2日神奈川県立金沢文庫 特別展 聖徳太子信仰-鎌倉仏教の基層と尾道浄土寺の名宝-(9月21日~11月17日) 中世の真言律宗周辺の聖徳太子信仰に基づく美術資料を集約。茨城県から善重寺聖徳太子立像(重文・摂政像)、妙安寺の聖徳太子立像(孝養像)と聖徳太子絵伝(重文)、上宮寺聖徳太子絵伝(重文)、小松寺如意輪観音坐像、千葉県・円勝寺聖徳太子立像(二歳像)と関東地方における太子信仰の優品を揃える。また広島県...