業務の合間に立ち寄る。12月10日奈良国立博物館 特別陳列 おん祭と春日信仰の美術-特集 神鹿の造形-(12月8日~1月17日) 恒例おん祭展。田楽能で使用された能面は初見。尉面は堅実な出来映えで、女面はやや面長で個性的。ともに中世風を残す。神鹿を表した資料に着目し、館蔵の春日鹿曼荼羅(重文)を始め春日講で用いられた春日鹿曼荼羅をずらりと集める。画風から多くは南都絵所の作と推定。春日名号曼荼羅は白鹿がたたず...
大阪市立美術館 特別展 天平礼賛-高遠なる理想の美-(10月27日~12月13日) 天平時代の資料を博捜し、天平文化受容とその古典化・理想化の諸相を中世から現代までオムニバス的に紹介。展覧会のメインとなる資料として作風・法量の釣り合う兵庫・金蔵寺阿弥陀如来坐像と神奈川・龍華寺菩薩坐像を初めて並べる。金蔵寺像の旧所在が、同館に近い摂津国分寺(及び神呪寺)であった可能性があり、両像の天王寺での邂逅は地域史とい...