11月19日東京国立博物館 特別展 最澄と天台宗のすべて(10月12日~11月21日) 東京・九州・京都の国立博物館連携による伝教大師1200年大遠忌記念展の第一会場。最澄関係資料はもとより、天台教学の継承と展開、そしてその表象としての美術作品を多数集めて展観。祖師像では観音寺伝教大師坐像、園城寺智証大師坐像(御骨大師)、輪王寺慈眼大師坐像、そしてなんといっても像高2mの深大寺慈恵大師坐像の大迫力。拝するものを畏...
道成寺 万寿丸生誕七百年祭 秘仏千手観音中開帳(9月20日~11月28日) 道成寺本堂の背面側に現本尊像と背中合わせに安置される秘仏北向千手の特別開張。昭和62年(1987)、本堂修理に伴い本像を移動する際、像内に朽損した奈良時代の千手観音像部材が多数納入されていることがわかり、その後復元された(現本尊像)。大破した創建期千手観音立像を納入する鞘仏として造像された像高341㎝の巨像で、本堂建立(正平12年[1357]ごろ...
11月9日高野山霊宝館 開館100周年記念大宝蔵展 高野山の名宝(4期:10月5日~11月28日) 開館100周年記念展第4期を2回目の鑑賞。応徳涅槃、八大童子、諸尊仏龕を見回りながら名残を惜しむ。先日の森川杜園展会場で明治9年奈良博覧会に出陳されていたことに気づいた竜光院厨子入倶利伽羅竜剣も改めてじっくり。...
11月6日大津市歴史博物館 企画展 西教寺-大津の天台真盛宗の至宝-(10月9日~11月23日) 天台真盛宗総本山、法勝寺の法灯をも引き継ぐ古刹西教寺について、同館による山内文化財調査の成果を反映して、その歴史と信仰の重層性を紹介。中興真盛上人関連資料や法勝寺聖教、比叡山西塔伝来の正教蔵聖教など天台宗の重宝の公開を基軸に、鎌倉初期の優品である法勝寺伝来の薬師如来坐像、平安時代後期の本尊丈六阿弥陀如来坐像の化...
11月4日元興寺法輪館 特別展 ならまちの地蔵霊場 十輪院の歴史と信仰(10月23日~11月14日) 南都・十輪院の歴史を、地蔵信仰を軸として古代から近代まで丹念に紹介。奈良時代の釈迦誕生仏立像、境内出土の平安時代の常滑焼大甕、下御門仏師の手になる理源大師坐像や、平城十輪院記や南都十輪院記の縁起、尊勝曼荼羅など、多様な資料の悉皆調査の成果を反映。本尊地蔵石仏龕をタペストリーで再現。仏画では真言八祖像(展示は...