岡崎市美術博物館・岡崎市文化財保護条例制定50周年記念 文化財―守り、伝える
・会期 7月19日?9月28日
文化財の種類や修理に関する情報を、岡崎市内に所在する実物の文化財をふんだんに展示して伝える内容。内容のまとまりがよくとても参考になる。
大樹寺・如意輪観音図(鎌倉時代・重文)、円福寺・善導大師坐像(鎌倉時代)など。パネルへライトを当て照度の違い(50ルクス・100ルクス・200ルクス)での見え方の比較をする展示、わかりやすい。会期も長く、力が入っている。
タイトル通り、なぜ文化財を守り伝えるか、どうやって守り伝えるかという「目的」と「手段」を伝える機会は頻繁にあるべき。無料のリーフレットあり(カラー20頁)。
徳川美術館・企画展 神仏に祈る―尾張徳川家伝来の仏教美術―
・会期 9月6日?9月28日
徳川美術館収蔵品中、多数ある仏画・仏像・経典類を一堂に展示。これは尾張徳川家十代斉朝が、本丸小天守に収蔵されていた歴代念持仏等を城下万松寺宝蔵に納めていたものが、明治になって尾張徳川家に返還されたものと、名古屋城天守や土蔵に収蔵されていたものを合わせた資料群。
八幡大菩薩像や石清水八幡遷座縁起、春日曼荼羅、十一面観音・不動明王・毘沙門天像など中世の仏画のほか、高麗仏画の優品や朝鮮仏画、法華曼荼羅蒔絵経箱(鎌倉?南北朝)など工芸資料、室町?江戸期の小仏像群など、見所満載。
一部優品のみ館蔵品図録に掲載されているが、図録がないのは残念無念。
名古屋市蓬左文庫・妖怪絵本 もののけ・お化けの世界
・源氏千年紀 源氏物語の世界
・軍記物―歴史とものがたり―
・会期 7月24日?9月28日
新装成った蓬左文庫展示室は徳川美術館と渡り廊下で接続され、一体化されている。軍記物の展示は、あらゆる歴史資料が作る立場・見る立場によって評価が変わること、真偽の判断基準も時代によっても変わることなど、資料に向き合う心構えを説く内容で、解説が丁寧。
トヨタ博物館・企画展 世界の名車展―あなたの大好きなクルマ、ここに集まる
・会期 4月8日?9月28日
車好きの長男のために、遠くまで連れ出したお詫びに車を見に行く。といっても、さすがにクラッシックカーを見ても喜ばない。
トヨタ2000GTやデロリアンを格好いいねーと振っても、賛同を得られず。もっと最近の車も展示すればいいのにとの弁。実際に乗れるかどうかが大事らしく、屋外のボンネットバスがお気に入り。
画像は企画展で展示中だったフェアレディZ。北米では、フェアレディではスポーツカーらしくないので、ダットサン240Zの名での販売だったそうな。
【観仏三昧―仏像と文化財の情報ページ―】
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