12月19日?21日に行われる、名古屋大学比較人文学先端研究・シンポジウム「室町期における修験道の儀礼再興と文化興隆」のお知らせです。聴講歓迎とのことです。私も、少しお話させていただきます(が、まだ内容が固まっていません。まとめる時間がないっ!まずいっ!)。
・名古屋大学比較人文学先端研究・シンポジウム「室町期における修験道の儀礼再興と文化興隆」
(2008.12.19〜21、名古屋大学文学研究科127教室)
概要:室町初期以降、公武政権による仏教興隆政策の一環として、聖護院門跡=熊野三山検校を頂点とする修験道再興が図られた。それゆえこの再興事業(儀礼再興、縁起編纂、聖地荘厳等)は、京をはじめとする都市の文化・芸能とも密接にかかわる形で展開されたと推測される。
本研究集会では、応仁の乱の前と後とに大別した上で(二条家が聖護院門跡を掌握した時期と近衛家が掌握した時期とにほぼ重なる)、都市文化による霊山信仰の形象化、都市空間への霊山の仮想現出等、霊山と都市との交わりから生み出された文化興隆の諸相を解明する
■12月19日(金)※会場・真福寺大須文庫・本堂下ホール
・13時〜 真福寺大須文庫聖教資料展覧
・16時〜 聖教断簡資料整理の中巻報告(科研基盤B「中世テクストの復元的研究」による)
■12月20日(土)※会場・名古屋大学文学研究科127教室
・10時30分 あいさつ
・10時40分 報告 川崎剛志「熊野三山検校の系譜 山林修行と玉体護持」
・11時40分 昼食
・13時30分 報告 大河内智之「新出の熊野三山文化財 2005-07和歌山県立博物館特別展の成果」
・14時15分 報告 川崎剛志「滝本の秘書 寺門派修験道史の再構築」
・15時00分 休憩
・15時30分 発表 阿部美香「後北条時代における聖地の再生 箱根山を中心に」
・16時15分 報告 川崎剛志「都市の修験道文化」(17時終了)
■12月21日(日)※会場・名古屋大学文学研究科127教室
シンポジウム 司会・川崎剛志
・10時15分 趣旨説明
・10時30分 報告(1)源健一郎「『平家物語』の諸本展開と修験道」
・11時15分 報告(2)天野文雄「本山派修験道寺院と本座田楽 文安三年の住心院における本座田楽の能興行をめぐって」
・12時00分 昼食
・14時00分 報告(3)大河内智之「熊野の室町時代彫刻 寛正年間の本宮造営を中心に」
・14時45分 報告(4)高岸輝「細川政元の修験道と「槻峯寺建立修行縁起絵巻」の成立」
・15時30分 休憩
・16時00分 討論(17時30分終了)
懇親会 17時30分、会費3,000円、学生1,500円
主催:名古屋大学大学院比較人類学講座阿部泰郎研究室
共催:科研費「室町期における修験道の儀礼再興と文化興隆についての総合的研究」(代表川崎剛志<就実大学>)
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【観仏三昧―仏像と文化財の情報ページ―】
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