先にお知らせしました、名古屋大学比較人文学先端研究・シンポジウム「室町期における修験道の儀礼再興と文化興隆」、なんとか任を果たして終了。
参加した二日間、コーディネーターの就実大学川崎剛志さんの分厚く射程の長い基調報告や、各報告者の濃密な内容に圧倒され、昼食、夕食でも意見交換やりっぱなしで、脳がすっかり筋肉痛です。会場にも修験道史の大家をはじめ、お歴々がずらり。貴重な出会いや、ご教示をたくさん頂きました。
当方は、20日に熊野三山や周辺の新出資料について、21日に元本宮護摩堂に所在したと見られる湯峯温泉東光寺の不動明王及二童子像について報告。準備不足も甚だしく、内容も練れておらず、後悔。またシンポの意見交換でも調子にのっていろいろお話ししましたが、こちらも帰路、「即興でなくもっとちゃんと考えてしゃべれ、俺のバカバカ」と後悔の嵐。川崎さんは随分持ち上げてくれましたが、たいしたことはできていないことは自覚しておりますので、今後、シンポを通じて学んだ成果を本務の事業に生かし、良質な資料の提供と情報の共有化を図れるよう努力していきたいと思います。
また、自分の立ち位置を明確にするためにも、室町時代の修験道と彫刻史というテーマを追求せねばならぬと、自覚することのできた二日間でした。
シンポジウムのトータルコーディネートにご尽力下さいました阿部泰郎先生、それから会場の準備や接遇にあたられました院生の皆さんに心より感謝申し上げます。
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