「即成院像は、その優れた眺望を有する伏見の地を安置場所とすることによって、迎接の光景を表す困難を克服しただけでなく、彫像の構造に砕心することによって迎接にとって重要な現前性を獲得したといえるだろう。」(井上2008、18頁)
井上大樹「即成院阿弥陀迎接像について」(『美術史学』28、2008・3)
彫刻資料を歴史の文脈の中に位置付けする作業を、景観という観点から取り上げる方法論は新しく、またさまざまな研究分野の現在的な問題ともリンクしそうで、興味深いです。ありがとうございました。
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