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玉稿頂戴しました(20090103)


「(前略)小観音の歩みの中で、印蔵での保管から二月堂での常置へという変化が十二世紀にあった。それは臨時的尊像から恒常的尊像へという機能の転換につながったといえ、来歴上の最大の画期をなすその変化こそ、生身観念が形成される上で大きな前提となったと考えられる。」(杉崎2008-2、332頁)
1、杉崎貴英「東大寺の鯖の木と菩提樹―『南無阿弥陀仏作善集』の一節から―」(『池坊短期大学華道文化研究所NewsLetter』4、2008・10)
2、杉崎貴英「臨時的尊像から恒常的尊像へ、そして生身の仏像へ―東大寺二月堂小観音における生身観念の形成とその周辺事情―」(『京都造形芸術大学紀要【GENESIS】』12、2008・11)
3、杉崎貴英「射水市薬勝寺の清凉寺式釈迦如来像をめぐる予備的考察」(『富山史壇』157、2008・12)

仏像が生身像と認識される道程を丹念に追求された成果に接し、生身像の成立要因が多様であることに気づかされました。生身像研究は、学際的な研究を意識していかないといけないということも、改めて意識しました。ありがとうございます。

【観仏三昧―仏像と文化財の情報ページ―】

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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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