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琵琶湖文化館の展覧会企画力

昨日、ようやく本家サイト「観仏三昧」に平成18年度全国展覧会情報を集約して掲載。
平成18年度全国の展覧会情報
合計掲載館数1172館、掲載展覧会数3850本とあいなりました。
せっかくなので、その情報を利用して琵琶湖文化館の「かけがえのなさ」を分析してみましょう。
平成18年度、滋賀県立琵琶湖文化館では下記の展覧会が催されました。
  テーマ展示 近世絵画による春の風物詩 4月1日?5月28日
  企画展 平成17年度滋賀県新指定文化財展 4月15日?4月30日
  企画展 山王信仰の美術 5月2日?6月4日
  テーマ展示 水墨画の世界 5月30日?7月17日
  企画展 揉み紙と現代茶陶 7月1日?8月20日
  テーマ展示 文人画の世界 7月19日?9月3日
  テーマ展示 近世絵画にみる鳥の情景 9月5日?10月22日
  特別展 桃山─華麗なる黄金の世紀─ 10月7日?11月12日
  テーマ展示 雪景色の絵 10月24日?12月27日
  企画展 密教尊像 11月15日?12月27日
  企画展でふりかえる琵琶湖博物館の10年 12月23日?2月18日
  テーマ展示 新春を寿ぐ絵と書 1月4日?2月12日
  金勝寺蔵 木造女神坐像の公開 1月4日?2月12日
  テーマ展示 近江の画人 2月14日?3月30日
  ギャラリー展示 琵琶湖文化館のあゆみ―滋賀県博物館史事始め― 3月20日?5月20日

このように合計15本の展示を作り、公開しています。
 私が一年間で把握した滋賀県全体での展覧会数は、106本(21館)でした。もちろん漏れているものもあるはずなのですが、主要館は多分ほとんど網羅できていると思います。乱暴ですが単純計算すると、琵琶湖文化館は滋賀県民が享受できる一年間の展覧会機会の14%を企画運営していたことになります。
 同様に平成17年度では10%(113本中12本)、平成16年度でも10%(131本中13本)、平成15年度は年間通じての数字でないので参考までですが13%(73本中10本)となります。過去の数字も踏まえれば、県内の展覧会の一割は琵琶湖文化館が担っているといってよいでしょう。
 結論。滋賀県民の文化的満足度は、1割減るでしょう。と、単純にはいかないでしょうが、本当にそれが県民の望んでいることかどうか、きちんと民意を聞いてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、今年度(平成19年度)の展覧会一覧も示しておきます。 
  四季を彩る―山水画の世界― 4月1日?5月27日
  地獄と極楽―六道絵の世界― 4月24日?5月20日
  雪野寺跡出土・塑像片と崇福寺跡出土・セン仏 4月24日?5月20日
  肖像の世界 5月22日?7月1日
  大雅と蕪村―その門人たち― 5月29日?7月16日
  滋賀県新指定文化財展 7月3日?7月16日
  近代の日本画 7月18日?9月2日
  小企画展 桃山の美術 9月4日?10月2日
  テーマ展示 近世絵画による秋の草花 9月4日?10月28日
  特別展 女性と祈り―信仰のすがた― 10月6日?11月18日
  テーマ展示 大画の世界 10月30日?12月27日
  テーマ展示 瑞祥の造形 1月4日?2月11日
  琵琶湖文化館収蔵品特別公開 近江の美術 第1期 花鳥風月 1月9日?2月3日
  琵琶湖文化館収蔵品特別公開 近江小さい文字小さい文字の美術 第2期 か・ざ・り KA・ZA・RI 2月5日?3月2日
  小企画展 青の造形 2月19日?3月23日
  テーマ展示 風俗画の世界 2月13日?3月30日
  琵琶湖文化館収蔵品特別公開 近江の美術 第3期 仏教美術の精華 3月4日?3月30日

17本の展覧会です。ちょっと、こんなところ他にないですよ。もったいない。南びわこ駅同様のもったいなさだと思います。

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「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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