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栗東歴史民俗博物館、頑張って!

滋賀県栗東市の栗東歴史民俗博物館のウェブサイトで、平成21年度の運営のあり方が大きく変わることが伝えられています。
平成21年度(2009年度)の開館について

栗東市財政再構築プログラムの実施により、展示室の開室日を、厳寒期、厳暑時、図書館が休館となる火曜日等を除くことで年間150日に限り、料金は無料とするというもの。博物館自体は開館していますが、展示室をクローズしてしまうことで電気料金等管理運営費を縮減し、料金徴収を行う受付職員の人件費の削減を行うものと想像されます(違ってたらすいません)。
 
もしや、とおもって栗東市出土文化財センターのウェブサイトを見ると、やはり「展示業務休止のおしらせ」とあります。「栗東市財政再構築プログラム・施設のあり方の見直しにより、平成21年3月末をもって、出土文化財センターの展示業務と和田古墳公園の公開を休止します。」とのこと。

財政再構築プログラムを調べてみると、栗東市のウェブサイトにページがあります。
栗東市財政再構築プログラムについて
ここに示される財政再構築プログラムにおける事業等見直し内容を確認すると、博物館のとなりの図書館では、週2日休館、移動図書館の廃止だそうです。また博物館の資料調査担当学芸員の人件費は、すでに20年度からカットだった模様(19年度4,558千円→20年度1,146千円)。人件費は21年度が総額5%、22年度以降は8%のカット。職員は年34万?69万円のカットだそうですが、市議会議員は月1万円のカット(なんでやねん)。ほかも、かなりシビアな内容。

栗東歴史民俗博物館の充実した展覧会は定評のあるところ。ここ3年では次のとおりです。
18年度
 特別陳列 栗東とくすり 3月26日?5月7日
 特別陳列 街道を旅する 5月20日?6月25日
 マイ・ミュージアム展 7月1日?7月17日
 テーマ展 平和のいしずえ2006 7月23日?8月27日
 弥生時代のムラ─葉山川流域の弥生遺跡─ 9月9日?10月22日
 企画展 近江西国三十三所―観音信仰のひろがりとはるかなる巡礼の旅路― 10月28日?11月26日
 テーマ展 すこし昔のくらし 12月9日?2月12日
 小地域展 安養寺の歴史と文化 2月18日?3月18日
19年度
 特別陳列 講―村の人々の集い― 3月24日?5月6日
 特集展示 山水画の世界―曾我簫目・横井金谷・岡笠山― 5月12日?6月10日
 テーマ展 近江の彫刻―金勝谷の天台彫刻― 6月16日?7月22日
 テーマ展 平和のいしずえ2007 7月28日?8月19日
 テーマ展 すこし昔のくらし 8月25日?10月19日
 特別展 修法の美術―別尊法と別尊曼荼羅― 10月27日?12月2日
 発掘調査成果展 栗太郡衙とその周辺―手原遺跡・岡遺跡を中心として― 12月8日?1月27日
 小地域展 上砥山の歴史と文化 2月9日?3月23日
20年度
 特集展示 栗東八景―近江八景から栗東八景へ― 3月29日?5月25日
 テーマ展 辻村鋳物師の世界 5月31日?7月13日
 テーマ展 平和のいしずえ2008 7月19日?8月24日
 テーマ展 すこし昔のくらし 8月30日?10月19日
 特別展 創造と継承―寺院復興― 11月1日?12月7日
 湖国の「塩」 その歴史と民俗―発掘調査成果展― 12月20日?2月15日
 小地域展 伊勢落の歴史と文化 2月21日?4月19日

全面休館にならなかったのは、現場の皆様の努力の賜物と拝察いたします。開館日が変則的になることで、年間の展示計画策定も難しいかと思いますが、10万点という収蔵品と文化財センターの資料を有効に活用しながら、ここはぐっと堪えて、市民の知る機会・発見の場の維持を、心より念じています。

それにしても、苦しいですね…。

【観仏三昧―仏像と文化財の情報ページ―】

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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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