奈良国立博物館特別展 国宝 鑑真和上展
(4月4日?5月24日)
金堂平成大修理記念の特別展。鑑真和上像の側面観がよく鑑賞でき、胸を張った唐風の顕著な立体であることがよく分かる。その他木彫群も側面を見ることができるのがありがたいが、雰囲気を出すための照明演出はちょっと暗い印象。戒壇道場の実物資料による再現など、おもしろい試みも行っている。応永2年(1395)、椿井仏師成慶による覚盛上人坐像、ようやく実物がみられて感慨深い。遠くに展示されているのは残念だが、しっかりした彫技は確認できる。七条仏師による時衆祖師像との比較も今後必要か。図録あり(256頁・2300円)。
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