4月11日、紀の川市中津川の行者堂で、聖護院による採灯護摩供が行われました。
中津川(旧粉河町中津川)は、葛城修験の中胎といわれる修験祭祀の重要ポイントであり、葛城灌頂もここで行われます。近世では聖護院直轄地で、祭祀儀礼は五鬼と呼ばれる五家によって整えられています)。本来行者堂や熊野神社がある山腹に集落がありましたが、現在は山下に移っています。
採灯護摩は、聖護院による葛城二八宿の経塚巡拝の途中に行われるもので、中津川のそばにあるのは第7経塚です。
以下、そのようすの記録を記します。
8:30 中津川住人による行者堂の清掃、会場の設営。(すでに護摩壇は係によって設営済で、同じ頃先乗りの行者によって結界を設置)
9:15 粉河寺を出立した行者衆が到着。
9:40 行者堂から第7番経塚へ向けて出発。

10:08 第7番経塚に到着。読経。

10:14 読経終了。導師法話。
10:24 経塚から行者堂へ出発。
10:50 行者堂到着。
11:03 導師より中津川行者堂についての法話。
11:18 熊野神社へ向けて隊列をつくり渡御。
11:27 熊野神社到着。読経。

11:35 熊野神社から行者堂へむけ出立。
11:42 行者堂到着。読経。

11:50 採灯護摩執行。

12:31 導師・職衆退場。
12:40 餅まき(中津川住人による)。
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