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「12の善神?金剛輪寺の十二神将像」のお知らせ

 滋賀県愛知郡愛荘町の、愛荘町立歴史文化博物館様より、現在開催中の展覧会 「12の善神?金剛輪寺の十二神将像」についてご案内を頂きましたので、ご紹介します。私も、展示を見にいく予定です。

開館15周年記念 春季展示会
「12の善神?金剛輪寺の十二神将像」


1.趣旨・内容
 湖東三山のひとつ金剛輪寺は、奈良時代に行基によって創建されたと伝えられています。その後、平安時代には天台宗の開祖である最澄の弟子であり、碩学として知られる円仁(慈覚大師)により中興され、後の隆盛を偲ばせる建造物群や名勝をはじめ、多くの美術工芸品が重要文化財などの指定文化財として今に残されています。信仰の対象である寺宝の多くは、本堂などで公開されていますが、明治時代の混乱期に流出した寺宝の存在も近年明らかになりつつあります。
 かつて金剛輪寺に伝わっていた鎌倉時代の重要文化財「絹本著色金剛界八十一尊大曼荼羅図」(根津美術館蔵)の転写本が、平成21年5月に完成し、金剛輪寺で公開されます。それにあわせ、開館15周年記念春季展示会では金剛輪寺が所蔵する鎌倉時代の彫刻「木造薬師如来坐像」とその守護にあたった善神「木造十二神将像」のほか、同寺に伝わる未指定彫刻の写真パネルを展示します。
 本展示会を通じ、時制を越えて共存する天台密教の一端に光をあて、その様相を伝えるとともに、愛荘町内にある寺院それぞれ固有の宗教文化・歴史について理解を深める機会を提供します。

2.展示会のみどころ
 鎌倉・室町時代では病気を治す仏として薬師如来の信仰が盛んであった。そしてその信者たちを護る善神として、十二神将がともに安置されているのがよくみられる。金剛輪寺にも鎌倉時代前期から中期の木造薬師如来坐像とともに鎌倉時代中期頃(13世紀前半)に造像されたであろう12?(く)の木造十二神将像が安置されている。
木造十二神将像には筋肉質で力強い動きをみせる像以外に、細身で軽快な感じを受ける像などもみられ、まさに面相・体形ともに各像各様であり、その優れた造形美は観る人の心を魅了する。
 しかし、観る人の心をひきつけるのは、その姿形にとどまらない。像表面に施された往時の彩色文様の鮮やかさや、艶やかさ、さらに甲に施された様々な截金文様や下甲に取付けられた金銅製揺飾りなどには、往時の技術の粋が集められており、その水準の高さは観る人の心を奪うに違いない。

3.期  間 平成21年4月25日(土)? 平成21年5月31日(日)

4.開館時間 10:00 ? 17:00(入館は16:30まで)

5.休 館 日 月曜日・火曜日
  (※但し、5月4日?5月6日は開館)

6.入 館 料 一般300円(250円)、小中学生150円(100円)
       ※( )は20名以上の団体料金です。
       ※金剛輪寺との共通券もあります。

7.主な展示資料
(1)彫刻(実物)
 木造十二神将像   12躯   彩色  鎌倉前期?中期
    第 1号像 像高41.5?
    第 2号像 像高40.6?
    第 3号像 像高41.2?
    第 4号像 像高41.3?
    第 5号像 像高42.5?
    第 6号像 像高39.0?
    第 7号像 像高41.5?
    第 8号像 像高37.7?
    第 9号像 像高37.0?
    第10号像 像高41.0?
    第11号像 像高41.9?
    第12号像 像高41.3?
 木造薬師如来坐像    1躯    漆箔  鎌倉中期
    像高19.6?
(2)写真展示パネル(未指定彫刻)
 木造聖観音立像   素地  平安時代
 木造毘沙門天立像  彩色  平安時代
 木造不動明王立像  彩色  平安時代
 木造薬師如来立像  漆箔  鎌倉時代
 木造阿弥陀如来立像 漆箔  鎌倉時代
 木造慈覚大師坐像   古色  平安時代から鎌倉時代
 木造地蔵菩薩坐像   彩色  鎌倉時代から南北朝時代
 木造行基菩薩立像  彩色  江戸時代

8.関連行事
ギャラリートーク
開 催 日 平成21年5月17日(日) 午後13:30より
  演 題 「金剛輪寺の十二神将像」
  講 師 寺島典人 氏(大津市歴史博物館 学芸員)
  会 場 歴史文化博物館 企画展示室
  定 員 40名(要事前電話連絡)

9.問い合わせ先   愛荘町立歴史文化博物館
        〒529-1202 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺878
        Tel.0749(37)4500  Fax.0749(37)4520

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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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