新型インフルエンザ感染者数が兵庫・大阪で増加していることで、博物館業界も当然余波を受けています。不特定多数の人が集まる施設ですので、感染者が確認された地域の博物館・美術館は当面一週間程度の休館の措置がとられ、状況の推移を見守っています。どこも春の特別展開催中ですから、残念な思いもきっとおありでしょうが、学校の休校措置がとられる以上、公立館も当然休館です。
私が勤める和歌山県立博物館では、県内での感染者がまだ報告されていませんので、もちろん開館しています。ただ、兵庫方面に遠足を予定していた学校が県内他施設に変更するような事例もあります。印象としては、みなさん警戒していないではないですが、極めて落ち着いた市民生活が行われています。観光地のキャンセルが相次いでいるとのこと、遠くにいると「感染地」という印象の恐怖ばかり先行するのは、なんともしょうがないのかもしれません。
マスコミ報道を見ていると、過剰反応した市民はパニック状態にあるように演出したり、弱毒性だからパニックになるなと諭したりと、煽るように右往左往しています。実際の市民はそんなに右往左往してないけれどなあ、というようなことを思っていたら、内田樹氏のブログの次の記事にはたと膝を打つ。そうそう、そのとおりって感じです。
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神戸市立博物館はちゃんと開館しているぞ。