国立国際美術館・杉本博司 歴史の歴史
(4月14日?6月7日)
締め切りの過ぎた原稿を抱えて後ろめたい気持ちもありつつ、終了間際の同展に滑り込む。いろいろなジャンルの作品があるが、お目当ては仏教美術や仮面。チラシにもなっている文殊菩薩像(鎌倉時代)や伊勢参詣曼荼羅(室町時代)などの絵画や、父尉(鎌倉?南北朝時代)や延命冠者(南北朝?室町時代)など古い仮面を鑑賞。
しかし子連れのためか、肩身の狭い思いをすることに。子が少しぐずったのでおんぶしてケース内の仏画を夢中で見ていると監視員に「ガラスケースのそばに近づかないで下さい」と言われ(理由が分からない)、気を取り直して子に説明していると他のお客さんから「ちっ、うるさいな」と言われる。かなりへこみながら謝り、子をロビーで待たせて展示室に戻り、独立ケースに展示された仮面の裏側を確認していると同じ監視員に「ケースの裏側に回らないでください。どうしても見たいなら首だけ後ろにのぞかせてください。」と言われる。断じて裏側に回ってはいけないようなケースではないはずだし、規制もしていないし…と思うも、「迷惑な客」扱いに耐えきれず会場を出る。図録あり(336頁・定価8500円、会場では6800円)。
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博物館で展示されているメリットは裏側に回って拝観できるということがあるので、それを禁止されるとつらいものがあります。むしろ背面こそ見たい。
たしかにそうしたことをしてると、監視員の人にマークされますね。