額安寺 大学の講義を終えて、帰路、ふと立ち寄る。随分昔、十数年前に訪れたような気がするが、その時には一般公開はされていなかったように思う。今回もちょっと様子をうかがうぐらいのつもりだったが、受付ができていて拝観料をお支払いすればご拝観できるようになっていて少しおどろく。

本堂の本尊は等身大の十一面観音立像で、やや判断が難しいが室町時代の製作と見られる。納められている宮殿型厨子も室町時代か。脇侍の梵天・帝釈天は一見平安後期風の江戸時代。厨子脇の二天立像は平安時代。収蔵庫では重要文化財の虚空蔵菩薩半跏像(奈良時代)を間近で拝観(ケース内に納められている)。側面もよく見ることができる。

せっかくなので、少し離れた所にある重要文化財の額安寺五輪塔も拝観。一番大きな五輪塔は忍性の供養塔。発掘調査で納入品が確認されている。忍性は当地の出身で、額安寺の復興も行っている。

五輪塔群のそばにある、鎌倉期復興造営の際の瓦を焼いた国指定史跡額田部窯跡もぶらっと立ち寄る。
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