観仏三昧的生活のこぼれ話とミュージアムや文化財に関するトピックス。
岩井共二「中国南北朝時代における如来像の中国式服制出現に関する試論―三教交渉を軸として―」(宮治昭先生献呈論文集編集委員会編集 『汎アジアの仏教美術』、中央公論美術出版、2007年12月)「中国式服制の出現は、仏教そのものの中国化でもある。(中略)それは中国固有の習俗への無批判な同化ではなく、それらとの対立と融和(妥協)の産物であるということが、本稿で最も強調しておきたいことである。」(岩井2007、290頁)
Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。
[C60] 筆者です