昨日は9月8日?10月18日開催の担当特別展「熊野三山の至宝」の準備で熊野入り。いろいろ用事をしながら、隙間の時間で那智山のさらに奥、妙法山阿弥陀寺に立ち寄る。
那智湾をみはるかす山上に立地し、地域では死者がでると骨登りといって納骨を行う地。亡者の一つ鐘という鐘もあり、熊野参詣者はここでゆかりの死者に出会うという。本朝法華験記の奈智山応照法師伝もこの地の伝説で、その火定(身に火をつけて仏に供養する)を行った伝承地が境内にある。
山中他界、法華持経者など、熊野信仰のコアな部分を今に彷彿とさせる場所。画像中の那智湾から、渡海上人ははるか南方の海中にあるという補陀洛山を目指した。これも一種の捨身行であった。
しかし、往復8時間の車移動はしんどい…。こんな移動があと何回続くやら。

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