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玉稿頂戴しました(2009年8月8日)


唐招提寺は勅願の寺院ではなく、一私寺であったから官営の造寺司をもつことはできなかった。本稿では、仏教に造詣の深い智努王が造像に携わるようになり、朝廷による庇護を得ることもできたので一私寺を越えた寺院になることができたものと考える。(川瀬2008、69頁)

川瀬由照「唐招提寺の造営と智努王」(村重寧先生星山晋也先生古希記念論文集編集委員会編『村重寧先生星山晋也先生古希記念論文集 日本美術史の社』、竹林舎、2008年9月)
川瀬由照『十二支―時と方位の意匠―』(日本の美術518、至文堂、2009年7月)

これらの中にあって能面は、左右非対称であり、単純な切型では原型を再現することができない。そこでその形をあらわすために、縦横二方向の断面をとることで問題を解決し、さらに細部の切形を加えて精密化したもので、そこに面打の工夫があったといえよう。(斉藤2009、23頁)

斉藤望「井伊家伝来の能面切型について」(『彦根城博物館研究紀要』20、2009年3月)
ありがとうございました。

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大河内智之

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「観仏三昧」の主催者です。
仏像の研究者です。
奈良大学の教員だったりもします。

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