3日かけて、特別展「熊野三山の至宝」の展示資料を借用するため、トラックにのって熊野三山をぐるり一巡。途中から資材が不足気味になるも、日通関西美術品支店の精鋭を投入していただいたので、現場での臨機応変力に助けられ無事集荷完了。これで展示資料の9割5分までが集まりました。
でも、まだまだ山はある。図録の校正原稿は、校了予定日をすぎてまだ、真っ赤っか。展示キャプションも作らねば。補助キャプションも作らねば。子ども向けパンフレットも作らねば。音声ガイド用原稿も作らねば。その吹き込みもせねば。展示設計図も作図せねば。うーん、予断を許さない状況。
そんな中、昨日は和歌山県立博物館ウェブページに、出陳リストをアップしました。付与された厳しい予算という条件の中で、展覧会を作り上げる専門家として、やれるだけのことはやりました(まだ、完了形で書くのは早いですが)。そして展示には、何のために展覧会を開催するのか、和歌山県立博物館は何をしているのか、そして何をするのか、というメッセージも通底させました。博物館があることの意義を自ら問いかけ、資料の共有化を図り、展示する文化財のかけがえのなさと、博物館という場があることのかけがえのなさを、少しでも伝えられればと思います。でも、まずは、期日に間に合わさないと・・・。
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世界遺産登録5周年記念特別展「熊野三山の至宝―熊野信仰の祈りのかたち―」→
和歌山県立博物館ウェブページ 【観仏三昧 仏像と文化財の情報ページ 】
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12年前はまだ熊野古道は整備されておらず、それはそれで良さがあったと思いますが、今の方がたくさんの人に熊野古道の魅力を知ってもらえますね。清濁すべて受け入れてくれる熊野に癒されました。
次回は大峯山にも行きたいと思います。いつか奥がけを体験することが夢です。