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展覧会・文化財を見てきました(2009年11月23日)

大谷大学博物館
・特別展 祈りと造形―韓国仏教美術の名品―
(10月13日?11月28日)
 連休中なのですごい人だろうと覚悟して京都入りするも、それほどでもなく車はスムーズに進む。大谷大学博物館が韓国・東國大学校博物館と交流協定を結んだことによる交流事業展。朝鮮半島の仏教美術を統一新羅以前、高麗、朝鮮の時代別に展観。東國大学校博物館のものばかりでなく、仏像・仏画は日本国内で所蔵されるものも出陳されている。知恩寺阿弥陀三尊像、禅林寺阿弥陀如来像など高麗仏画をじっくり。朝鮮仏画は展示替えでお目当てのもの見られず。朝鮮時代の仏像を数体確認できて有益。図録あり(88頁・1500円)。学食で昼食。安くて、彩りよく、おいしい。

廬山寺
・良源1025年御遠忌記念 元三大師良源と廬山寺の世界展
(11月7日?11月29日)
 良源ゆかりの廬山寺で寺宝公開。鎌倉時代の良源坐像、慈恵大師遺告(国宝)、慈恵大師二十六ヶ条起請文(重文)のほか、平安仏画の普賢十羅刹女像(重文)などごく間近でじっくり鑑賞できる贅沢。本尊阿弥陀三尊像は、両脇寺がひざまづく来迎形式の平安時代後期の堅実な作例(府指定)。図録なし。

京都国立博物館
「立正安国論」奏進750年記念 日蓮と法華の名宝―華ひらく京都町衆文化―
(10月10日?11月23日)
 日蓮宗(法華宗)の美術を、法華経信仰・祖師信仰と、中世後期?近世京都町衆文化形成の基層という観点から集め展観。延文3年(1358)康俊作の妙圀寺釈迦如来坐像(重文)、貞治5年(1366)定慶作の本圀寺釈迦・多宝如来坐像と、日蓮像のいくつかと、立正安国論(国宝)を見て、あとはざっと。図録あり(334頁・2500円)。

京都府立山城郷土資料館
 常設展で展示中の、近年像内から文暦2年(1235)泉州別当定慶作の銘文が確認された、八幡市・宝寿院阿弥陀如来立像をチェック。鎌倉時代前期の慶派らしい堅実な作風の像。修理後のようだが表面の状態があまりよくなく、見栄えに影響しているのがもったいない。

観仏三昧 仏像と文化財の情報ページ
-全国の展覧会や仏像の公開情報が満載!-

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コメント

[C95]

大谷大学博物館の特別展は最終日に行く予定です。
会期は11月18日ではなく11月28日までではないでしょうか。

野呂介石展も記事は書いていませんが11月上旬に行って来ました。
いつもながらの充実した展示でした。
駆け足鑑賞になってしまったのが悔やまれます。

[C96] Re: タイトルなし

うわー、会期間違えてました。御教示ありがとうございます。

野呂介石展ご来館いただきありがとうございます。
担当した安永学芸員の入魂の一作(一展?)です。が、客足が少なく、厳しい・・・。
よい図録を残せることでよしとしましょうか。
  • 2009-11-25 06:38
  • 大河内智之
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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