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展覧会・文化財を見てきました(2009年11月29日)

神戸市立博物館
・美しきアジアの玉手箱?シアトル美術館所蔵日本・東洋美術名品展?
(9月19日?12月6日)
 会期終盤になってようやく鑑賞。お目当ては行道面菩薩(保元3年<1158>銘)と行道面八部衆龍面。兜跋毘沙門天立像は10世紀の作ながら、側面観の軽快さは古い伝統を保持したもの。金銅三昧耶五鈷鈴、金銅三鈷杵は、ともに古様を残す重厚な作。源誓聖人絵伝(南北朝時代)の生き生きした描写もチェック。子に、山畳賞月図(伝李唐、明時代)を見せ、昼か夜かと問う。「夜!」「なんで?」「お月様でてる。」「そうそう、じゃあ家の中にいてる人、何見てる?」「お月様?」「そうそう、あの人たちと、今同じ月を見てるね。気持ちが通じあった?」「あっ、月の上のところに字書いてるよ」「うん、だれかお月様きれいやなあって書いたんと違うか」「ふーん」。画題の深い理解をこちらもしているわけではないが、博物館・美術館鑑賞が別に好きではなく、親の趣味に無理矢理付き合わされている子とこれぐらいの会話ができれば、御の字ということで。図録あり(252頁、2300円)。

大阪青山歴史文学博物館
・特別展 開館十周年記念 所蔵名品展
(10月10日?12月6日)
 兵庫県川西市、大阪青山大学内に建つ本格的なお城が博物館。同大学は以前から優れた日本の古典籍収集で有名。同大学所蔵の国宝・重文ほか優品をずらりと並べる。藤原定家の日記、明月記原本は正治元年(1199)4月条ほかの一巻(重文)と、正治2年(1200)7月?9月条の一巻の、2巻を展示。経典では高山寺旧蔵の観弥勒上生兜卒天経讃巻下残巻(重文・平安時代)。国宝・重文指定品のみ掲載の図録あり(14頁、500円)。鑑賞後、ついでに近隣の能勢妙見山(日蓮宗寺院)に参拝。現世利益!って感じ。

観仏三昧 仏像と文化財の情報ページ
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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