
琵琶湖文化館ではしゃいだあと、帰路の車中、昼寝から目覚めた子が突然、
子「あのお城のところ、つぶれてしまうから、もう行けないの?」
親「(夢でみてたんやろか)…うーん、しばらく閉めるねんて。」
子「なんで閉めるん?」
親「開けるのにお金かかるけど、滋賀県にお金無いから、いつまでか決まってないけど閉めとくねんて。」
子「ふーん。それって休憩?」
親「そうそう、休憩。」
休暇あけ、リフレッシュした文化館をみたいものです。
気軽に実物を見られる機会は本当に大切。個人的に所蔵者と交渉して閲覧するなんてこと、研究者かよっぽど興味がある人でないとやらないし、所蔵者が許可をださないことも多い。なぜか。相手の素性が知れないと許可はだせないし、いちいち申請者を審査するようなこともできない。
これまで滋賀県立の組織であること、あるいは琵琶湖文化館としての成果の蓄積が、所蔵者の信用のよりどころであったが、指定管理者制度の導入、直後の休館という選択は、この信用関係を県側が意識していないことを露呈している。資料を引き上げる所蔵者もあるだろう。県や博物館に不信感を持つ所蔵者もあるだろう。今後公開自体に二の足を踏む所蔵者もあるだろう。
滋賀県・滋賀県教委がとるべき方策は、できるだけ早期に方向性を定め、各所蔵者、それから利用者の不信感を拡大させないこと。先がどうなるか分からないままとりあえず休憩すると、立ち上がれなくなることは目に見えている。
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