FC2ブログ

Entries

「休憩」前の琵琶湖文化館

文化館20080309

琵琶湖文化館ではしゃいだあと、帰路の車中、昼寝から目覚めた子が突然、
子「あのお城のところ、つぶれてしまうから、もう行けないの?」
親「(夢でみてたんやろか)…うーん、しばらく閉めるねんて。」
子「なんで閉めるん?」
親「開けるのにお金かかるけど、滋賀県にお金無いから、いつまでか決まってないけど閉めとくねんて。」
子「ふーん。それって休憩?」
親「そうそう、休憩。」
 休暇あけ、リフレッシュした文化館をみたいものです。
 気軽に実物を見られる機会は本当に大切。個人的に所蔵者と交渉して閲覧するなんてこと、研究者かよっぽど興味がある人でないとやらないし、所蔵者が許可をださないことも多い。なぜか。相手の素性が知れないと許可はだせないし、いちいち申請者を審査するようなこともできない。
 これまで滋賀県立の組織であること、あるいは琵琶湖文化館としての成果の蓄積が、所蔵者の信用のよりどころであったが、指定管理者制度の導入、直後の休館という選択は、この信用関係を県側が意識していないことを露呈している。資料を引き上げる所蔵者もあるだろう。県や博物館に不信感を持つ所蔵者もあるだろう。今後公開自体に二の足を踏む所蔵者もあるだろう。
 滋賀県・滋賀県教委がとるべき方策は、できるだけ早期に方向性を定め、各所蔵者、それから利用者の不信感を拡大させないこと。先がどうなるか分からないままとりあえず休憩すると、立ち上がれなくなることは目に見えている。

ブログ内関連記事
琵琶湖文化館休館決定(2008年3月3日)
琵琶湖文化館の展覧会企画力(2008年1月30日)
琵琶湖文化館、頑張って(2008年1月5日)

観仏三昧―仏像と文化財の情報ページ―
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/tb.php/28-4fd747aa

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

最近の記事

月別アーカイブ

ブログ内検索