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展覧会・文化財を見てきました(2010年1月17日)

神戸市立博物館
・特別展 海の回廊―古代・中世の交流と美―
(1月16日?3月7日)
 阪神淡路大震災から15年目の1月17日。神戸訪問。古代?中世の海を介した文化の交流とその表象を、考古・歴史・美術の各分野に分け、特に宗教とヒト・モノの接点に比重を置いて資料選択する。仏像では孝恩寺弥勒菩薩坐像(重文、9c)、帝釈天立像(重文、9c)、寿福寺聖観音立像(9c)、光明院十一面観音立像(8?9c)といった奈良末?平安前期彫刻に多数接することができ貴重。新出の転宝輪寺天部形立像(11c)は瞋怒の表情をした等身大の像。兜跋毘沙門天かと思えばそうとも言えず、尊名不詳。カミの表象と捉えると大変面白い作例。仏画も斑鳩寺釈迦三尊十六羅漢像(重文、12c)、太山寺十一面漢音像(重文、13c)、法道寺阿弥陀三尊像(高麗時代、13c)などの優品をはじめ、肖像画も多数あり。図録あり(178頁)。ぶらりと南京町へ向かい屋台で昼食確保。

逸翁美術館
・2010早春展 呉春筆白梅図屏風?円山四条派の絵画?
(1月16日?3月7日)
 新館開館後未訪問であったので、池田市へ車を進める。同じく阪急グループの池田文庫のとなりということに行ってみて気づく。重要文化財の白梅図屏風を核に、応挙、芦雪、松村景文など円山派・四条派の作品を展示。当方の知識不足・教養不足で、白梅図屏風に施されている画題・技法・材料のそれぞれの選択の意義を位置づけられないので、ちょっと消化不良。図録なし。館全体で展示室は1室と、旧館が展示室+小林一三邸宅(及び邸宅内展示室)だっただけに、思っていたより展示スペースは小さいという印象。ちょうど館内のホールでヴァイオリンのコンサート中。カフェも充実のようで、私立美術館のよさを感じる。

高槻市立しろあと歴史館
・企画展 シリーズ高槻の村と町? 春日神社と金龍寺
(1月4日?2月28日)
 えいやっと車を高槻市まで走らせる。千観が開山した廃金龍寺について知識を得られて有益。春日神社所蔵の仮面は古様を示す。中世仮面の可能性あり。鬼面2面は不気味な怖さだが、それぞれ切り顎(ただし後補か?)であるのも珍しい。ほか応永35年(1428)銘大般若経、文明7年(1475)銘茶釜など。図録あり(12頁・100円)、入館料無料。

観仏三昧 仏像と文化財の情報ページ
-全国の展覧会や仏像の公開情報が満載!-

  
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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