観仏三昧的生活のこぼれ話とミュージアムや文化財に関するトピックス。
大河内智之「熊野速玉大社神像」(皿井舞監修『国宝の美24 彫刻8 平安中期の彫刻』所収、朝日新聞社、2010年2月)明治三十二年までに指定された全国の国宝の中に、神像はこの熊野速玉大社の神像と、その摂社だった阿須賀神社の神像(ただし戦災で焼失)しか含まれていない。神像として初めて国宝指定されたこれらの像は、日本の初期神像としての重要性とともに、国家による近代「文化財」保護の初期の状況をも、今日に伝えてくれている。(大河内2010、11頁)
Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。
初めてコメントさせていただきます。
「国宝の美」NO.24の大河内様の担当されたページを拝読いたしました。
神仏習合につきましては、漠然とですが、知識を持っていたつもりだったのですが、「神も日々苦悩する存在であった」というくだりは、衝撃を受けました。
神も仏教による救済を必要としていると認識されていた、というのは、新鮮な驚きでした。
神仏習合についての新たな知識が増えました。
ありがとうございます。
私は、父が和歌山、高野山の出身で、高校が大阪の仏教系の学校だったこともあり、仏教、そして仏像に関心を持っています。(現在は東京在住です)
その周辺も含めて、少しずつ勉強したいと思っています。
先日、奈良の薬師寺を訪ねました。
お知り合いのお坊さんがいらっしゃるので、いろいろとお話をしてきました。
長々と書きまして、すみません。
これからもご活躍くださいませ。