観仏三昧的生活のこぼれ話とミュージアムや文化財に関するトピックス。
大澤慶子「鎌倉・教恩寺阿弥陀三尊像と快慶」(『成城美学美術史』16、2010年)「以上のように、教恩寺阿弥陀如来および両脇侍像は、三尊ともに、形式・作風の両面から、快慶の建久年間後半頃(一一九五)から建仁三年(一二〇三)頃の特徴を備えていることを確認した。」(大澤2010、111ページ)
伊東史朗「雲中供養菩薩像の断片二例」(『鳳翔学叢』6、2010年3月)「ここに、平安時代後期の雲中供養菩薩像は、鳳凰堂(とその写し)の建築・仏像の模造の一環としてのほかに、蓮華心院像に見られるような別種の系列のあることが分かる。」(伊東2010、17ページ)
戸花亜利州「大学博物館における展示実習の意義と課題―帝塚山大学博物館実習生による企画展示を通して―」(『全博協研究紀要』12、2010年3月)「学芸員を目指す実習生にとって、展示実習は実践的な博物館活動を体験できる重要な場であり、展示の難しさや楽しさを学ぶことのできる、唯一の場である事を再確認した次第である。」(戸花2010、18ページ)
和歌山県立博物館
特別展 移動する仏像 ―有田川町の重要文化財を中心に― 2010年4月24日?6月6日
【移動する仏像展日誌】
Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。
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