「拙稿に触れたように、「寺院研究、なかんずくその文献調査の場においては、仏教、歴史、文献学、美術その他、多くの研究分野の研究者が同じ場に会し、同じ文献を前にして方法論をぶつけ合い、一つ一つの文字を読み、また大きな学問体系を論じてい」く。そして「そうしたインターディシブリナリな調査や研究成果の交流の場を通じて、一見、距離があるかに見える文学研究の具体的分析に意外な効用があり得たり、新しい視野が開けたりすることがあ」るのである。」(荒木浩「はじめに」4頁)
荒木浩編『小野随心院所蔵の文献・図像調査を基盤とする相関的・総合的研究とその展開―Vol.?―随心院調査報告・国際研究集会報告・笠置寺調査報告―』(科学研究費補助金基盤研究(B)17320039研究報告書(平成19年度)、2008年3月)
「杣人は山に分け入る際、道しるべとして枝を折りました。一説にこれがしおり(枝折・栞)の語源となったといいます。ここに記した文化財は数あるうちの一部に過ぎませんが、本冊子が、京北の文化財のしおりのひとつになれば幸いです。」(古谷優子「あとがき」90頁)
京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課編集発行『京都市文化財ブックス第22集 杣の国―京北・文化財のしおり― 附第25回京都市指定・登録文化財』(2008年3月)
膨大な調査・研究成果を直ちに共有させてもらえることのありがたさを噛みしめております。ありがとうございました。
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