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「博物館・美術館で感じた“バリアー”」

 講義の流れの中で、バリアフリーやユニバーサルデザインについて話しました。バリアーは、身体に障碍を持つ人の前にだけあるのではありません。一来館者として博物館や美術館を訪れたとき、何か自分が排除されているような気がしたり、居心地の悪い気持ちになったとき、ひょっとすると博物館・美術館がバリアーを構築してしまっている可能性があります。ぜひいろんな意見を知りたくて、このお題を出してみました。

■あなたが博物館・美術館で感じた“バリアー”は何ですか?(回答50音順)

・ある博物館で民族衣装体験ができたのですが、衣装の数に限りがあり、待ち時間を聞いたら2時間以上まつことがわかり、あきらめたことがあります。めったに着られなかったので着たかった。
・受付の人に学生証を見せたときの反応と対応が悪かった。
・学芸員の方に質問したら、面倒くさそうにあしらわれて、少しバリアーを感じてしまいます。
・興味をもった資料があり、ケース内に入っていなかったので、自分では触るつもりはなく興味深く見ていたら、「あまり近づかないで下さい」と言われた。
・広告に載っていた作品もあると思ったら、なかった。
・スロープが急すぎて、補助がないと自力で登れそうにない。
・図録が売り切れで買えなくて、早く来ることを要求されるのだなあと思いましたが、我慢すべきことなのかもしれないので“バリアー”というほどのことでもないかもしれません。
・小さかったころ、展示の上段の解説パネルや、前後に並べて展示された後ろの標本が見えませんでした。
・近くで見れない。ケースから自分が遠い。近くでみようとしたら、ケースに触るなと怒られた。説明を聞こうとしたら「アルバイトですから」と言われた。
・大学生の料金が千円というところにバリアを感じた。帝塚山大生ということで(キャンパスメンバーのため)割安でしたが、普通の学生はなかなか気軽に入れないと思いました。
・入館料が高い。入口からバリアー。
・展示物の配置が見ている側からちょっと遠く感じて見づらかった。
・見たい展覧会が自分の活動圏内で行われない。博物館に行くためだけにイギリスまではとても行けない。
・説明文の中で、専門的な言葉ばかり使っていた。
・展示しているスペース以外に休息するところがなかったこと。
・展示物の説明が見えにくく不快に思った。手元で読める資料があればいいと思った。
・土器の底部が特徴的で重要なのに、ケースの前にある土器の紹介プレートのせいで全く見えなかった時。
・「博物館はこうあるべきだ!」「静かにしなくては・・」「事前に勉強してから・・」など博物館に対する固定観念を持った人が多いので、それがバリアーになっているのだと思います。
・ベンチがない。ずっと立ちっぱなしで疲れても座って休めるところがほとんどなく、最後の方の展示は通るついでに見るような感じになってしまったことがあります。
・見る順路が決められていること。

・特になし(3人)

 いかに、利用者にとっての壁を作らないか。自戒の念もこめながら、試行錯誤しなければなりません。

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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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