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玉稿頂戴しました(20100725)


津市白山町は、常福寺の千手観音立像や瀬古区十一面観音立像という平安初期の二体の観音像をはじめ、成願寺の阿弥陀如来倚像(鎌倉時代)等、市内でも近接する周辺の地域に比べて優れた作風の仏像が比較的まとまって伝来している。円空作の大日如来坐像も、小像ではあるが白山町における江戸時代を代表する仏像として注目されよう。(滝川2010、54頁)

滝川和也「津市白山町の円空作木造大日如来坐像について―新知見の円空仏―」(『三重の古文化』95、2010年)

(前略)本像の面部は、比較的彫り直しの少ない部分と言えるが、大阪府勝尾寺の元本尊と考えられている千手観音立像との類似は見逃しがたい。勝尾寺像は九世紀の作とされるが、頬の張りが強く真円に近い丸顔や吊り上がり気味の眼、額中央部に太い髪束を作り前面のみを扁平な疎彫りで表す地髪部などは、非常に強い親近性を示している。(奈良大学仏教美術研究会2010、9頁、本尊聖観音立像解説(執筆担当和澄浩介))

奈良大学仏教美術研究会編『法蔵山長林寺』(長林寺観音講、2010年7月)
ありがとうございました。

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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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