霊山寺 (社)和歌山県文化財研究会の事業「文化財めぐり」に随行。平城遷都1300年祭にからめて、奈良時代の仏像・建造物の鑑賞ツアー。霊山寺本尊の薬師三尊像(重文、治暦2年<1066>)の開帳中。副住職の法話ののち、平安時代初期の檀像彫刻である十一面観音立像をじっくり拝観してもらい、檀像の概念をお伝えする。
唐招提寺 鑑真渡来の背景と唐招提寺造営の流れ、仏像における唐代様式からの影響についてお伝えして、金堂の盧遮那仏坐像(国宝)・薬師如来立像(国宝)・千手観音立像(国宝)拝観。その後、宝蔵の木彫群(重文)の意義をお話し、渡来工人(あるいは同水準)の作例が持つ特徴を意識してもらって、鑑賞。
大安寺 貫主の法話ののち、秘仏公開中の本尊十一面観音立像(重文)拝観。その後収蔵庫で大安寺の木彫群(重文)について、渡来工人(あるいは同水準)の作例とそれとは異なる穏やかさを含む作例との違いを説明し、新様の木彫様式の伝来とその学習のあり方を実作例から見て頂く。ああ、なんとか責を果たせたか。
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大安寺でのお話、聞きたかったです^^