高野山霊宝館・企画展 海を渡る名宝―アジアの中の高野山―
(10月2日?12月12日)
高野山には、中国や朝鮮半島の仏教美術が多数伝来する。それらは、より仏教の真理に(物理的・心理的に)近い敬すべき聖なるアイテムとして、また憧れの唐物として奉納・施入された資料群である。
釈迦如来及諸尊像(枕本尊)や板彫胎蔵曼荼羅、密教法具など唐代のものから、成福院阿弥陀如来像、金剛峯寺伝薬師如来像など南宋仏画、奥院出土の龍泉窯・景徳鎮窯など宋代青磁、金剛峯寺阿弥陀八大菩薩像、宝寿院楊柳観音菩薩像、五坊寂静院弥勒下生変相図など高麗仏画や経典、常喜院薬師曼荼羅図、円通寺薬師三尊八大菩薩十二神将像、金剛峯寺釈迦八相図など朝鮮仏画、ほか元?明?清の仏画から水墨画まで、多種多様。副題にあるようにアジアの仏教文化の中における日本仏教の位置付けを実感できる、希有な機会。図録なし。
韓国・国立中央博物館「高麗仏画大展」(10月12日?11月21日)には行けそうもないが、この展示を見られて十分満足。
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