藤田美術館・季節を愉しむ? 秋?新春の美術
(9月11日?12月12日)
所蔵の優品をセレクトして展示。奈良・永久寺真言堂旧蔵の両部大経感得図(国宝)のうち龍猛図、追儺面赤鬼・青鬼(平安時代)など。法眼快慶の銘と開眼行快の銘を持つ小さな地蔵菩薩立像(重文)をじっくり。当初の彩色・キリカネが良好に残る。光背も当初。着衣のうち、吊り袈裟の紐を別材製(銅製?)とするなど、細部まで丁寧な作り。興福寺旧蔵の由であることも興味深い。図録あり(200円)。
大阪市下水道科学館子のリクエストで訪問。渦巻き発生器や水滴を観察できる演示具など、ほぼ全て体験型展示。やっぱり、ハンズオンにはハンズオンのよさがある。ところで「客層が違う」という理由で、ミュージアム同士の事業協力に一定の線引きをしてしまう傾向があるが、現に古美術系美術館と科学館をはしごしているように、案外そうした線引きをまたいでミュージアムは利用されている。来館者にレッテルを貼らないことが肝要。
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