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金峯山寺蔵王堂と栄山寺八角堂

蔵王堂 栄山寺
 奈良県吉野町・金峯山寺蔵王堂(国宝)は桃山期の巨大建造物。建立には豊臣秀長が関与。本尊蔵王権現像(重文、像高728cm、615cm、592.5cmの三躯)は下御門仏師宗貞・宗印一門による造像。うち1体は天正15年・16年に造像が進められていることが『多聞院日記』から判明。宗貞・宗印は、この大事業を足がかりに秀長に重用され、天正16年から造像開始された方広寺大仏像立の仏師に登用されたと見られる(拙稿「熊野那智大社十二所権現神像と下御門仏師」、『和歌山県立博物館研究紀要』13、2007・3)。本堂後方の本地堂で開催中の護良親王生誕700年記念慶讃「吉野南朝を偲ぶ特別展」を拝観し、参道の大和本舗できゃら蕗山椒の佃煮を購入。
 奈良県五條市・栄山寺八角堂(国宝)は天平宝字7年(763年)頃建立の、貴重な奈良時代建築。藤原仲麻呂が父・武智麻呂の菩提のために建立。ゴールデンウィークのこの時期は堂内を開放しており、入堂できる。平安後期の如来形坐像、天部形立像などが安置。本堂本尊の薬師如来坐像(重文・永享3年(1431))も特別開扉中(4月25日?5月18日)。

観仏三昧―仏像と文化財の情報ページ―
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大河内智之

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「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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